（2021年９月９日に更新）
「Twitter（ツイッター）の動画投稿ってなんなの？」
「動画でなんのメリットが得られるの？」
この記事はそんな方に向けて、書いております。
Twitterでは動画投稿の機能があり、上手く活用することで個人・企業などのビジネスにも役立ちます。
これから詳しく説明していきます。
動画投稿の方法
動画投稿は、基本的にモバイルアプリから出来ます。
WEBサイトからでも、ブラウザからtwitter.comにアップロードする方法がありますが、より手軽に動画投稿できるのはモバイルアプリの方です。
以下にその詳細を紹介します。
端末のファイルから動画を投稿する方法
①アプリを開いて羽マークのボタンを押し、ツイートの画面を開く。
②下のギャラリーボタン（風景写真のボタンです）をクリック。
③投稿する動画ファイルを選択し、「開く」をおす。
④必要に応じて、動画時間を切り取り（下部のスライドで出来ます）、右上の「完了」をタップ
⑤メッセージを入力し（しなくてもok）投稿する
その場で撮影して投稿する
①アプリを開いて羽マークのボタンを押し、ツイートの画面を開く。
②下のカメラマークのボタンを押す。
③動画を撮影
④必要に応じて、動画時間を切り取り（下部のスライドで出来ます）、右上の「完了」をタップ
⑤メッセージを入力し（しなくてもok）投稿する
モーメントで動画を共有する方法
Twitterにはモーメント機能が備わっています。
モーメントとは、2016年9月より日本の全ユーザーに提供されたもので、自分のストーリーなどをまとめることが出来ます。
個人のブログや企業のホームページに埋め込むことも可能なので、自己紹介やプロモーションにも使えます。
ただし、2018年からはWEBサイトのみの機能となっているので、モバイルアプリからは出来ません。
そしてモーメントに、自分を象徴するような動画をあげることで、より自分を知ってもらう機会になります。
以下にモーメントを作成する方法を、提示します。
→Twitterヘルプセンター『モーメントを作る方法』
①まずWEB版のTwitterから、自分のプロフィールページを開きます。
②「モーメント」という欄をクリック。
③「モーメントを作成」をタップ
④モーメントの作成ページが表示されるので、そこで「タイトル」や「説明」を追加します。
上記の手順を踏んだら、次に画像・動画コンテンツをアップロード出来ます。
コンテンツを追加する方法は、
1.モーメントに追加するツイートに含まれるものを選ぶ
2.新しくアップロードする
の二通りの方法があります。
以下に、モーメントにツイートを追加する方法を明記しました。
モーメントのやり方を知りたい方は、ぜひご覧ください。
モーメントにツイートを追加する方法
目的のツイートを探す
モーメントに追加するツイートを探す方法は、４種類あります。
以下の欄が、作成画面の下に表示されており、そこから選ぶことが可能です。
・いいねしたツイート（いいねしたツイートから探す）
・アカウント別ツイート（アカウントを検索して追加する）
・ツイート検索（キーワードを入力して追加する）
・ツイートへのリンクから（ツイートのリンクを貼り付けて追加する）
ツイートを選択した後は、ツイート横にあるチェック欄を押します。
これで追加完了です。
タイムラインから追加する
タイムラインでたまたま見つけたツイートを、モーメントに加えることも出来ます。
①目的のツイート投稿の下部にある、三点リーダーをタップ
②既にそのツイートに組み込むモーメントを作っている場合は、「○○に追加」をクリック。まだ作ってない場合は「モーメントを作成」をクリックし、モーメントを作っていきます。
自分or他の人が投稿したツイートをモーメント
①目的のツイート投稿の下部にある、三点リーダーをタップ
②「モーメントを作成」をタップ
③モーメントのタイトル、説明を加えて公開
モーメントに追加した投稿を削除
以前追加したツイートを、モーメントから削除することも出来ます。
①削除したいツイートを表示し、「編集」をクリック
②画面右横の「×」をタップ
③「このツイートを削除してもよろしいですか？」というメッセージに同意して完了です。
モーメントのツイートを入れ替える
モーメント内のツイートは、簡単に入れ替えることが可能です。
①入れ替えたいツイートを表示し、「編集」をクリック
②画面右横の上下に向いた矢印ボタンを押します。ここで自在に順番を入れ替えることが出来ます。
モーメントを公開するユーザーを限定する
例えば「皆との思い出の動画を共有したい」ときなど、限られた人とだけモーメントを共有するやり方もあります。
①モーメントの編集画面から、左上の「…」をクリック
②「モーメントのリンクのみを作成」をクリック
これでURLが表示されるので、そのURLを知ってる人だけが閲覧可能になります。
Twitter利用者が動画を視聴する
ではTwitterで動画を視る際の、設定について説明します。
→Twitterヘルプセンター『Twitterで動画を共有および視聴する方法』
自動再生
タイムライン、モーメント、『話題を検索』タブの動画は自動再生されます。
しかし自動再生されないよう、設定することも出来ます。
また
「データ量が気になるからWi-Fiが飛んでるところだけ、再生したい」
という方も、自動再生される環境を限定することが出来ます。
①左上の自分のアイコンをクリック
②「設定とプライバシー」をタップ
③「基本設定」の下の「データ利用の設定」をクリック
④「動画の自動再生」をクリックして設定する。
字幕付き視聴
iPhoneやAndoridのアプリで、タイムラインから動画を視聴する場合、自動的に字幕が表示されます。
しかし全ての動画に、字幕が付くわけではないので注意してください。
WEBで字幕を表示することも可能です。動画の「cc」という所をタッチすると、字幕表示に切り替えることが出来ます。
ライブ放送を視聴
ライブ放送を視聴するには、モーメント、[話題を検索]タブ、トレンド、ライブ放送をしているアカウントいずれかにアクセスする必要があります。
Twitterのライブ放送は、Amazon FireやApple TVからでも視聴可能です。
またライブ放送は共有できます。
ライブ放送を全画面表示にし、共有アイコンをクリックして完了です。
動画投稿のメリットとコツ
動画投稿には様々なメリットがあります。
動画を投稿することで、交流の幅が広がるだけでなく、ビジネスアカウントの場合だと、動画を商品広告に利用したり、キャンペーンの宣伝に使うと、多くのユーザーへの拡散力につながります。
そしてフォロワーを惹きつける動画を作成するには、いくつかのコツがあります。
これから動画投稿のメリットとコツを、これから紹介したいと思います。
動画投稿のメリット
動画広告を出す
Twitterは大変拡散力のあるメディアです。
よって広告を貼り、多くの人の目に止まらせるのに最適なメディアともいえます。
Twitterには「広告キャンペーン」を設定できる機能があり、次のリンクから広告キャンペーンを始めることが出来ます→『広告キャンペーン設定』
広告には画像広告、カルーセル広告など様々な種類があります。
→Twitter広告ヘルプセンター『広告クリエイティブの仕様』
広告の種類の一つに「動画広告」もあり、動画を上手く使いこなすと、WEBサイトへの誘導や商品紹介をより円滑に行えます。
なぜなら人は文字からよりも、映像からの方が情報を多く受け取る傾向にあり、その性質を活かすことが出来るからです。
したがって人の心を動かす広告動画を作れるかが、ビジネス成功の鍵を握ります。
多くのユーザー、特に若い人に届く
Twitterには「バズる」という言葉があります。
これは短期間で爆発的に、ネット上で話題となることを意味します。
Twitterでバズる投稿は、「いいね」や「リツイート」が多くされ、沢山のユーザーに拡散されます
つまりいいねや、リツイートを多くされる動画コンテンツを組み込んだ投稿は、それだけ宣伝効果も高いのです。
特にTwitterは10代、20代の人が圧倒的に多く、次いで30代の方が割合を占めます。
動画投稿する際には、そういった年代に何がウケるかを意識するといいでしょう。
この年代の人は、トレンドに敏感な傾向があります（他の年代ですと、「健康」などが関心事となったりします）。
後で「動画投稿のコツ」についてもお伝えしますが、話題性がありそうな、思わず友人にも話したくなるようなコンテンツ作りが大切になるのです。
低価格で広告を作れる
ツイッターで広告を貼るのは、比較的低コストで済みます。
広告キャンペーンを利用するにしても、費用は「いいね・リツイートにつき40〜100円」の値段設定なので、かなり安く抑えられます。
なので余り広告に費用をかけられない状態でも、始められるのもツイッターで広告を貼るメリットといえます。
長めの動画を投稿できる
Twitterでは、動画の時間が最大140秒（2分20秒）という制限があります。
しかし広告キャンペーンを活用すると、もっと長めの動画を貼ることができ、商品やサービス紹介などに最適の時間で、カスタマイズ可能です。
ただし、後で「動画投稿のコツ」を詳しく見ていきますが、あまり長すぎるとユーザーが見れくれないこともあるので、注意が必要です。
動画投稿のコツ
自身のブログやホームページに誘導するにせよ、商品のマーケティングをするにせよ、ただ闇雲に動画投稿をしても成果は出にくいです。
動画でユーザーを惹きつけるには、いくつかのコツがあり、それを今から紹介します。
タイムラインで流す
ツイッターでの動画はタイムラインに流した方が、効果を発揮します。
よって利用者が見ている時間帯に、タイムラインに載るような動画を投稿することが、宣伝に役立つのです。
利用者が多い時間帯は、
・朝6時〜8時の通勤・通学時間
・12時〜13時のお昼時間
・16時〜22時くらいまでの帰宅途中・帰宅後
などが挙げられます。
さらに「いいね」や「リツイート」の多い投稿は、タイムラインに載る確率も高くなります。
動画を投稿する際には、時間帯や「思わずいいねしたくなる」ようなものを意識しましょう。
動画は「Simple is best」
動画は短めの方が、記憶に残りやすいようです。
Twitterに限っていえば、30秒以上の動画より15秒以下の動画の方が、記憶に残る傾向にあります。
→参考資料：『Twitterで魅せる動画を作成』
広告の効果が発揮されるのは、広告閲覧後すぐとは限りません。
ふとお店を覗いたり、ショッピングサイトを見た時、「覚えのある」商品ほど人は購買しやすくなることがあります。
だから「記憶しやすさ」はとても重要なのです。
またTwitterは、一度に長時間閲覧するというより、少しリラックスしている隙間時間などに見るのが一般的です。
なのであまり長い動画だと、そもそも見られない可能性も高まります。
例えばYouTubeなどでも最近、「切り抜き動画」という手法が使われています。
YouTubeもまた、何時間も見るというより、暇ができたときに少しの楽しみとして見るという人が多いので、長い動画より短めの方が需要があるのです。
Twitterも同じです。
テレビのCMとなるとまた別ですが、Twitterで何か商品・サービスをお勧めしたいのなら、コンパクトな動画にするといいでしょう。
話題性
動画は話題性のあるものの方が、視聴されやすいです。
話題性というのは、「世間の流行」だったり、「思わず人に話したくなるような内容」だったり、とにかく多くの人の間で共有されやすいテーマのことです。
人を登場させる
動画の最初の３秒間に、人を登場させると印象に残りやすい事例があるようです。
→参考資料：『Twitterで魅せる動画を作成』
人には「顔を見ると安心する」という性質があります。
経営者に顔出しをする人が多いのも、人間のそういった性質や、「この人が出す情報は安全だ」とユーザーにみなされるためと言われています。
テキスト、字幕をつける
テキストや字幕をつけると、視聴率が上がる傾向にあります。
例えばYouTubeなどの動画サイトでも、テキストを施した編集や、字幕を付けた方が視聴率が上がると言われています。
特に人の〝喋り〟などは、聞き取りにくいケースもあるので、適せん字幕などを付け加えることで、ユーザーの視聴しやすさを意識するといいでしょう。
注意点
動画の時間・形式の制限
Twitterにおいて、普段の投稿でできる動画時間は140秒（2分20秒）以下と決まっています。
動画形式はMP４、MOVに限られ、最大サイズは512MBです。
動画はDMで他のユーザーに送ることも出来ますが、その際も動画の長さ・形式の制限は、動画を投稿するときと同じです。
しかしYouTubeや動画広告を利用すると、もっと長い動画も投稿可能です。
YouTubeにはシェア機能があり、それをTwitter投稿に貼り付けることが出来ます。
動画広告については、上記の「動画広告をする」の章で、広告キャンペーンについて説明しました。
もし長めの動画を投稿したいなら、これらの機能を使ってみるのもいいでしょう。
インターネット環境に配慮する
動画投稿は、Wi-Fi環境が整った所で、行うのがおすすめです。
通信障害が起こると、投稿をスムーズに出来ませんし、動画の容量が大きいので、一ヶ月のデータ量管理の面でも、ネット環境は安定していた方がいいでしょう。
自身の家、Wi-Fiの飛んでるカフェなど、落ち着いて投稿できる場所で、やってみてください。
炎上しないようなコンテンツ作り
いくら注目の的となっても、炎上したら個人にとっても企業にとっても致命的です。
炎上して、Twitter社から違反とみなされれば、アカウントが凍結することもあり得ます。
それはYouTubeやTilTokなど、他の動画配信サイト・SNSでも同じです。
炎上しやすいネタとしては、政治や宗教、性差別的なものや、最近では「バイトテロ」という言葉もあるように、従業員の不祥事なども炎上の的となります。
仮に企業が直接関与したものでなくとも、企業イメージを損なう恐れがあります。
また「動画投稿のコツ」で話題性を盛り込んだものが、印象に残りやすいと言いましたが、逆に言えば社会的状況に配慮していない動画は、悪いイメージとして拡散されやすくなります。
トレンドを意識した投稿をするときは、逆効果にならないか注意することが必要です。
動画を投稿する際には、Twitterの利用規約やガイドラインをしっかり確認することが大切です。
以下にリンクを貼った『Twitterルール』には、セキュリティ、プライバシー、信頼性などの面で様々な注意事項が記載されています。
動画投稿する際は、必ずチェックしてください。
→『Twitterサービス利用規約』
『Twitterルール』
まとめ
以上、Twitterの動画について解説しました。
一般的に視覚コンテンツは、ユーザーへの影響力が強いと言われています。
それを拡散力の高いTwitterで活用すれば、相乗効果を発揮して凄まじい宣伝効果を発揮します。
個人ブログを運営するにせよ、企業のホームページや商品へと誘導するにせよ、今ではSNSでの宣伝は必要不可欠と言われているほど、SNSを通したマーケティングは重要となっています。
しかし一方で、センシティブな投稿を避けるなど、注意することも多々あります。
そういった視点が欠けると、個人にとっても企業にとっても大ダメージになりかねません。
炎上の的となればビジネス面でも道が絶たれたり、あるいはプライベート面でも、最近では炎上したユーザーを特定して個人情報を漏らすといった、悪質な手口も行われています。
皆さんもぜひ、いくつかの注意点い配慮しながら、動画投稿を活用して、自分のビジネスなどに役立ててください。
