ツイッターのハッシュタグ投稿は、情報拡散のために有効な手段です。
ハッシュタグには、様々な活用方法がありますが、継続的にSNS運用をするためには、マーケットの状況を掴んで分析を行うことも大切です。
ただ闇雲なハッシュタグ運用にならないためにも、投稿数を計測するなどの反響の確認が求められます。
今回の記事では、ツイッターのハッシュタグを利用するにあたって必要な基本知識や、投稿数の計測などの分析を行うためのツールを紹介します。
ツイッターのハッシュタグ機能
ツイッターの「ハッシュタグ機能」とは、特定の文字や文章の前に「#」のマークをつけて投稿すること、他のアカウントの検索で投稿が見つかりやすくする機能です。
「#サッカーワールドカップ」や「#初めての子育て」など、気になる文字を「#」のあとにつけて投稿します。
ハッシュタグ機能とは
ハッシュタグは、基本的に他の人に自分の投稿を発見してもらいやすくするための機能です。
ハッシュタグとして「#」をつけることにより、この文字自体がリンクへと自動的に変化するという特徴があります。
複雑な作業をしなくても、文章の中で文字の色が変わり(通常黒から青に変わります)、普通の文字ではなく簡単にリンクとしての機能を加えられるということです。
このリンクをクリックすると、同じハッシュタグを使って発信をしている人の投稿を、一覧のような状態でまとめてみることができます。
ハッシュタグと検索機能の違い
「検索機能と変わらないのでは?」と疑問を持った方もいるかもしれません。
基本的に、特定のワードが含まれる投稿を見つけるという点においては、Twitterに搭載されている検索機能を類似しています。
しかし、ハッシュタグはより「意図的に」検索にヒットさせることを目指している場合があり、特定的な投稿を見つけることができるという特徴があります。
例えば、「京都観光」について情報を収集したいと思っている人がいるとします。
もし「京都 観光」という文字をツイッターの検索にかけた場合、「京都より先に奈良を観光しました」「京都の観光大使って〇〇なんだ」など、ランダムなテーマが表示されます。
このような結果になりやすいのは、検索機能では「検索されることを想定していない人の投稿も表示される」ためです。
「京都観光」を検索する人はおそらく「京都の観光情報」を求めていると考えられますので、このような場合に役に立つのが、「ハッシュタグ」による検索となります。
ハッシュタグ「#京都観光」とつけて発信している人は、「京都観光情報を探している人」に向けて投稿しています。
そのため、より自分が求めている情報に近いものが一覧として表示されることになるわけです。
ツイッターの特性
では、Twitter上で利用されるハッシュタグにはどのような特性があるでしょうか。
まず、Twitterには、「トレンド」と呼ばれる機能があります。
トレンドでは、その地域で投稿された言葉を集計し、どれくらいの人がそのテーマに関心を持っているかがランキングとしてわかる機能です。
トレンドの中には、通常の投稿として入力された言葉も含まれますが、ハッシュタグがランキングに入ることもよくあります。
よくSNS上で「Twitterのトレンド1位に入りました」などの発言を目にするかもしれません。
これに価値があるのは、それだけ多くの人がそのテーマに関心を持ち、Twitterで投稿したということを表しているためです。
Instagramなど他のSNSにもハッシュタグはありますが、Twitterの最大の特徴はスピード感です。
その場で見たものや聞いたものについてサクッと投稿できるSNSであるため、話題になったものが拡散するのも速いと言えます。
Twitterのハッシュタグ活用においては、この点に留意すると方向性を決めやすいかもしれません。
ハッシュタグを使う方法
ハッシュタグを使う方法は、いたって簡単です。
まず、通常の投稿の画面を開き、「#」を入力します。
その「#」の後ろに、スペースなどを開けずに直接続けてハッシュタグ(リンクを表示させたい文字)を入力します。
これだけです。
非常に簡単なハッシュタグですが、上手に活用するためには、何点か注意しなければいけない点があります。
ハッシュタグの文字に注意
まず、ハッシュタグを入力する際に注意しなければならないのは、漢字、ひらがな、カタカナの文字列です。
例えば、「犬の散歩」というキーワードをハッシュタグとして発信したいと考えているとします。
その場合、ハッシュタグは「#犬の散歩」となりますよね。
しかしこれを「#イヌの散歩」や「#いぬの散歩」と入力してしまった場合、現状ツイッターでは別のハッシュタグとして認識されてしまうようです。
ハッシュタグを利用する目的によっては、このような多少の文字の違いは気にならない場合もあります。
ただし、思ったように検索に表示されずに困ってしまうかもしれないので、ハッシュタグをつける際は文字に注意しましょう。
余談ですが、アルファベットの大文字と小文字は区別されず、同じ言葉とみなされます。
ハッシュタグ前後のスペース
ハッシュタグの続いての注意点は、前後のスペースの確保についてです。
ハッシュタグのリンク機能を正しく表示させるためには、前後にスペースを設ける必要があります。
1つ例を挙げます。
『今朝は天気がよかったので、ベランダで #アフタヌーンティー をいただきました。』という投稿があるとします。
この文章では「ベランダで」と「#アフタヌーンティー」、そして「#アフタヌーンティー」と「をいただきました」の間に、スペース(間隔)があいています。
そのため、「#アフタヌーンティー」の部分が正しくリンクとして表示されている状態です。
もしこの文章で「ベランダで#アフタヌーンティー」と、スペースをなくしてしまった場合、ハッシュタグが検出されずにリンクを作ることができません。
反対に、「#アフタヌーンティーをいただきました」とつなげてしまうと、この文章すべてがハッシュタグと認識されてしまいます。
そのため、文章の中にハッシュタグを挿入する場合は、スペースを空けることを忘れないようにすることが重要です。
ハッシュタグがきちんと表示されているかどうかは、Twitter投稿画面で文字が青色に変わったかで判断することができます。
ハッシュタグ「#」は半角
初心者がよくしてしまうミスの例として、「#」に異なる記号を用いてしまうというものがあります。
ハッシュタグに使うのは「ハッシュ記号(#)」です。
形が似ていても別の記号を用いた場合、ツイッターはそれをハッシュタグと識別することができません。
稀に音楽記号の「シャープ(♯)」と混同して使ってしまわれる方がいますが、これは別の記号です。(スマホなどで入力すると、半角のシャープでも反応することがあります。)
また、ハッシュ記号は必ず半角「#」で入力する必要があります。これを全角「#」で入力してしまうと、ただの文字と判断され、ハッシュタグのリンクを生成することができません。
ハッシュタグに反応しない記号
ハッシュタグを作る際には、記号の使用にも注意しなければなりません。
基本的には、記号・絵文字・句読点・スペースはハッシュタグには含めることができないのです。
「#お天気だけど、家のんびり」とハッシュタグをつけた場合、リンクが生成されるのは「#お天気だけど」の句読点前の部分だけということになります。
最初は複雑に感じるかもしれませんが、慣れれば難しいことはありません。
きちんとハッシュタグが作れているかは、文字の色が変化しているかをチェックすればOKです。
ハッシュタグがよく使われるシーン
ハッシュタグには、プライベートな目的の場合と、パブリックな目的で使用をする場合があります。
プライベートな目的
Instagramなどでよく、文章に「#」をつけて投稿している人を見かけませんか?
#ゴルフは月に一度まで
#といいつつ来週も行く
#次こそ晴れますように
など、明らかに検索を意識しているわけではない投稿です。
ツイッターでは、文字数の制限があるため、このような用途で使用する人は多くありません。
一方、「#〇〇の古本屋巡り記録」「#〇〇のお弁当日記」など、同じタグを投稿につけて分類のために活用していることはよくあります。
これは、他の人が使わないようなタグを設定することで、このリンクを開くと自分の関連投稿が一覧で表示されるために使われている例です。
この場合、他の人からの検索にヒットすることが目的と言うよりは、個人として自分の利便性のためにタグを活用していると考えられます。
パブリックな目的
パブリックな目的としては、企業の広告キャンペーンや集客活用など、用途は様々です。
例えば、「#カナダ留学」などのハッシュタグの検索をしている人の多くは当然、カナダ留学に関心がある人、ということになりますよね。
そこで、留学斡旋業者やカナダの語学学校がこのようなハッシュタグをつけて発信をすることで、ターゲットに狙いを定めて情報を伝えることができます。
ハッシュタグを使う効果は?
ハッシュタグを使うことで得られる効果は、目的によっても異なります。
一般的に企業アカウントなどにおける宣伝目的の場合、先述した通りターゲットを絞って情報発信ができるというメリットがあります。
基本的に、そのテーマに興味を持っている人しかハッシュタグで検索をすることはありません。
そのため、無料のSNS活用を通じて新規ユーザーを発掘できると考えると、ビジネスアカウントにとっては重要な機能です。
他にも、商品名などを付けて投稿をしている人の数が多ければ、それだけ話題になっているということを知るバロメーターにもなります。
ハッシュタグをつけて発信する人が増えれば、そのフォロワーは商品名を目にすることになり、認知度アップにもつながりますよね。
ハッシュタグによるSNS上のキャンペーンは制限が設けられる場合もありますが、うまく拡散できればコストを抑えて集客宣伝ができる方法です。
ハッシュタグ投稿数を計測するメリット
このように、ツイッターのハッシュタグには様々な目的があります。
ツイッターでは外部のサイトを利用することで、どのくらいハッシュタグが拡散しているのか、投稿数はどれくらいになっているかを計測することもできます。
では、ハッシュタグの投稿数を把握することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
ハッシュタグの現状を把握できる
ハッシュタグをビジネスなどのパブリックな目的で利用している場合、投稿数を計測することは、反響の大きさを知るための重要なポイントになります。
特に、キャンペーンなどで意図的にハッシュタグの使用を促している場合、どれくらいの人が興味を持ってくれているかを知ることができます。
プライベートな利用など、ハッシュタグを用いた投稿数が少ない場合、そのままリンクに飛んで数を数えることも可能です。
リンクを直接自分でチェックすることで、どのような内容の投稿が中心になっているのかなど、反応を確認できるというメリットもあります。
しかし、投稿の数が多いものになると、手作業でカウントすることは非効率です。
作業の時間を短縮するためにもハッシュタグ投稿数の計測は、外部サイトを活用するのが良いようです。
ハッシュタグがどのように拡散しているかを知りたい場合はリンクを直接チェックし、拡散の度合いを知りたい場合は投稿数の検索を行うというのが最適と言えます。
傾向と対策ができる
ハッシュタグの投稿数をチェックするで、集客宣伝方法の見直しをすることもできます。
キャンペーン目的でハッシュタグ付きの投稿を促しているのに、想定よりも投稿数が少ない場合もあります。
その際、拡散が進まない理由はハッシュタグにあるのか、キャンペーン内容にあるのか、それともキャンペーンの告知方法にあるのか…
そんな風に、問題点を探して軌道修正をすることもできますよね。
今般的な部分に問題がある場合は、反省を活かして次回以降につなげることもできます。
このように、ハッシュタグを用いたキャンペーンにおいては、どの程度投稿されたか重要なバロメーターの1つです。
反響の度合いが不透明なまま同じような行動を繰り返しても、なかなか成果につながらない場合もあります。
そのため、現状を数値として認識できる投稿数のカウントが大切なのです。
ハッシュタグ計測の難しさ
現在のツイッターの仕組みは、Instagramのように検索窓の部分でハッシュタグを入力してすぐにわかるわけではありません。
ツイッターだけの利用では、ハッシュタグの投稿数をその場でチェックすることはできないのです。
もし該当ハッシュタグがトレンドに入った場合、トレンド部分で投稿数の表示がされるため、投稿数を確認することができます。
しかし一方一般のユーザーは、ツイッターの機能のなかでは計測をすることはできません。
計測を行うためには、外部のサイトやサービスを併用する必要があります。
外部サービスの多くは無料で利用することができますが、情報の登録が必要な場合や、計測できるハッシュタグの数に制限がある場合もあります。
投稿数を計測する方法
ここからは、ハッシュタグの投稿数を計測したいという方にむけ、外部サイトやサービスを紹介していきます。
それぞれ特徴があるので、内容をチェックして自分の用途にマッチしているものを選んでみてください。
hashout
hashoutは、ハッシュタグの投稿数の集計だけでなく、SNS活用戦略に有益な情報を提供してくれるサービスです。
Instagram、Twitterそれぞれのハッシュタグに対応しており、活用の方向性を決めるのに必要な情報が得られます。
例としては、ハッシュタグごとの効果的な投稿時間など、アクションをおこすのに適した条件を知ることができます。
数値的な集計だけでなく、資料として完成された状態で提示されるので、作業時間を短縮できるのが特徴です。
グラフや表などにまとめられた状態で受けとることできれば、会議などに使用する資料としても活用できるので準備の必要がありません。
気になる方はまず、無料トライアルで使い心地を試してみるのがおすすめです。
SocialList
SocialListは、Twitterキャンペーンをまとめて納品してくれるサービスです。
Twitterでの集客宣伝目的のキャンペーンを開催した際、どの程度の効果があったかを知るのは大切です。
結果を分析することで、次回以降のキャンペーンの方向性を決めることにもつながります。
しかし、どのくらい拡散し、影響力があったかをツイッター上から探るのは簡単ではありません。
このSocialListは、そのような悩みを抱えている個人や企業に対して、ハッシュタグに関する情報の分析を行っています。
具体的に知ることができる情報としては、Twitterキャンペーンに参加総数や、参加ユーザーの合計フォロワー数などがあります。
日時や引用リツイートの数など、状況に合わせて細かい条件を指定して集計を行うことでもできます。
SocialListでは分析の他にも、当選者にDMを一括送信するなど実務的なツールとしての機能も備えており、便利なサービスです。
hashout
hashoutは、ハッシュタグの投稿数の集計はもちろん、その他の細かい分析をわかりやすくまとめてくれるサービスです。
Instagram、Twitterそれぞれのハッシュタグ分析に対応しており、ハッシュタグ活用に必要な情報がわかります。
具体的には、どの時間に投稿すれば一番多くの人に見てもらえるか、反響の大きかったハッシュタグはなにかなどを分析してくれます。
数値的な集計だけでなく、資料として情報をまとめてくれる機能も搭載されているため、作業時間を短縮できるのが特徴です。
グラフや表などにまとめて情報を可視化してくれるので、プレゼンや会議などに使用する資料としても活用できます。
無料トライアルもあるので、気になる方はまず使い心地を試してみるのがおすすめです。
SocialList
SocialListは、Twitterキャンペーンをデータ化して納品してくれるサービスです。
Twitterでの集客宣伝のためのキャンペーンや調査を行った際、どのくらい拡散されていたかを知ることで次回以降の改善につながりますよね。
しかし、どのくらい情報拡散力があったかをツイッター上から探るのは困難です。
このSocialListは、そのような悩みを抱えている個人や企業に対して、代わりに分析を行うサービスを提供しています。
例えば、Twitterキャンペーンに参加して人の総数を集計したり、参加ユーザーの合計フォロワー数を数えたりすることもできます。
日時や引用リツイートの数など、条件を指定して集計を行うことでもできます。
SocialListでは分析の他にも、当選者にDMを一括送信するなどキャンペーン実施の際の実務的な機能もあります。
Talkwalker
Talkwalkerは、AIエンジンを搭載したツイッターの分析サービスです。
投稿の期間を設定し、特定のキーワードがどの程度表示されるかを調べることができます。
このサービスの特徴は、ハッシュタグと一緒にツイート数もすぐに計測できるという点です。
Talkwalkerを使うことで、ツイッター上での投稿やキャンペーンがどのように拡散されたかを表やグラフとして把握することできます。
拡散の様子を具体的に理解することで、適切なタイミングでアクションを起こすことができるというメリットがあります。
また、目標を設定して推移を確認すれば、ツイッター活用の問題点を的確につかむことできます。
次回以降にまたツイッターでアクションを起こす際に、何を改善すべきかがすぐにわかります。
性能の高いサービスですが、すべての機能を利用するためには有料版への登録が必要です。
まずは無料版を利用してみて、有料版に変更するかを決めることができます。
長期的にTwitter運用を考えている場合は、利用価値のあるサービスです。
Hashtagify
Hashtagifyは、ハッシュタグに関する情報の整理に便利なサービスです。
ハッシュタグを用いたSNS運用において、ハッシュタグだどの程度使われているかを知ることは重要です。
そこからさらに、誰によって多く投稿されているかを知ることで、ターゲットの限定・把握をすることができますよね。
このHashtagifyでは、ハッシュタグを使って投稿しているうちのトップインフルエンサーを表示してくれる機能があります。
また、自分が設定したハッシュタグが最も使用されている時間帯などを分析することもできます。
ターゲット像をより細かく認識することで、「この時間に投稿をする」などの具体的な対策を講じることができるようになります。
確実に届くような情報発信をすれば、より効果的なツイッターマーケティングが実現します。
機能の中には、自分が使用しているハッシュタグとの関連ハッシュタグを見つけ出すこともできるので、競合他社の調査にも活用可能です。
Hashtagifyの機能には無料のものと有料のものがあります。
無料版でも広範囲の機能が活用できるようなので、気になる方はまず無料版から試してみるのがおすすめです
Hashtags.org
Hashtags.orgは、ハッシュタグに特化したサービスです、関連情報をキャッチすることに適しています。
サービスの中では、ハッシュタグの使用方法や最新ニュースなど、基本的なノウハウが提供されています。
そのため、ツイッター活用を始めてハッシュタグの利用にまだ慣れていない人は、どのように運用すればいいかを学ぶことができます。
情報拡散のためにハッシュタグをどのように活用できるかについて、基本的な部分から学びたい人におすすめです。
シンプルなハッシュタグの分析も閲覧することができます。
無料版と有料版があるため、まずは無料版の使い心地を試してみることも可能です。
ハッシュタグ投稿数を増やすには
ハッシュタグを活用するのであれば、利用者を増やしてより多くの人に投稿してほしいですよね。
投稿してくれる人が増えれば、それだけ多くの人に情報が拡散することにもつながります。
それでは、ハッシュタグでの投稿を増やすためには、どのような点に注意すればいいでしょうか。
ハッシュタグを決める
まず、ハッシュタグで多くの人に投稿してもらうには、存在を知ってもらうことが大切です。
ハッシュタグにおける検索流入を目指す場合は、投稿数の多い(つまり検索数も多い)ハッシュタグを使います。
例えば、秋冬ファッションに関する情報を多くの人に見てほしい場合は「#秋冬コーデ」などのシンプルな文字列が有効です。
一方で、キャンペーンなどを実施して目的に沿ってハッシュタグ投稿を他のアカウントに促す場合は、簡単すぎるものは避けた方が良いでしょう。
汎用性の高すぎる文字列の場合、自分の意図とは関係のないものが含まれる可能性があり、目的と合わない結果になる場合もあります。
つまり、特定の目的でハッシュタグの使用を促す場合は、「#秋冬コーデ」など汎用性の高いものよりも「#茶色が主役になる私の秋冬コーデ」など複雑な組み合わせであることが求められます。
このように、使用する目的に合わせてハッシュタグを決定し、情報拡散の効率をアップすることが大切です。
ターゲットを明確にする
続いて、ハッシュタグ運用にはターゲットを明確にしておくことが大切です。
検索流入のためにハッシュタグを使用する場合、検索されやすいワードを設定していれば、検索から投稿に人が集まります。
しかし、キャンペーンなどで特定のハッシュタグを使った投稿を促す場合、ハッシュタグの存在を認知してもらうことも重要です。
どのターゲットがなんの目的でハッシュタグを活用するのかを想定することで、認知度向上への取り組み方が決まります。
すでのフォロワーが多いアカウントであれば、ハッシュタグやキャンペーン内容について投稿するだけで反響があるかもしれません。
そうでない場合は、キャンペーン内容を工夫したり、影響力のあるアカウントに協力してもらったり、拡散する方法を検討する必要があります。
ハッシュタグを沢山の人に使ってもらうためには、まずはハッシュタグ自体の認知度アップを考えることは大切です。
ハッシュタグ投稿のメリットを提示する
ハッシュタグを認知してもらったとしても、実際にハッシュタグをつけて投稿してくれる人が少なければ、拡散にはつながりません。
そのため、ハッシュタグをつけて投稿することで、どのようなメリットがあるかを明確に提示することも大切です。
例えば、ハッシュタグを使って投稿した人の中から抽選でプレゼントを提供するなどの方法があります。
ハッシュタグをつけた投稿からプレゼントを提供する際には、完全に抽選でランダムに選択する場合と、投稿の質から優秀なものを選抜する場合があります。
後者では、画像をつけて投稿したり、投稿の中にテーマに沿った文章などを含んでもらったりなどの指定をするキャンペーンの形式です。
このように、ただハッシュタグを紹介するだけでなく、「投稿をすることでどのようなメリットがあるか」とアピールすることが大切です。
「得がある」と感じて投稿をする人が多ければ、ハッシュタグをつけて投稿する人も増加します。
ハッシュタグ活用は準備→分析が大切
ハッシュタグを用いて情報の拡散を目指す場合、まずはどのような方向性で進めるかを決めていく必要があります。
実際にハッシュタグを活用して見たら、次はどの程度拡散されているかを分析します。
ハッシュタグの投稿数は、ツイッターではサイト内だけでは計測することはできません。
そのため、外部サイトを活用して投稿数の計測を行うことになります。
計測のためのサービスは様々な種類に分かれており、サイトごとに特徴があります。
今回紹介したサービスも、それぞれの機能に違いがあるため、ハッシュタグ活用の目的や自分のニーズに合ったものを選択することがおすすめです。
以上、ツイッターのハッシュタグ投稿数の計測をする方法でした。