【2021年】Twitterキャンペーンを成功させるコツと最新活用事例

いまや、企業のマーケティングツールとして欠かせない存在になりつつあるTwitter。

特に、Twitterを利用したキャンペーン施策は、フォロワー獲得など様々な面でメリットがあり多くの企業が実施しています。

今回は、まだTwitterキャンペーンを行ったことのないマーケターさんへ向けて、Twitterキャンペーンを実施するメリットや成功させるコツをご紹介します。

「Twitterキャンペーンでなかなか成果が出ない」

「キャンペーンの企画で悩んでいる」

というようなマーケターさんはぜひ最後までご覧ください。

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Twitterキャンペーンって?

Twitterキャンペーンとは、主にTwitter上で行うプレゼントキャンペーンのことを言います。

フォロー&RT(リツイート)や、ハッシュタグをつけて投稿など、簡単な応募条件を満たすと参加でき、抽選でプレゼントが当たる仕組みになっています。

Twitterキャンペーンは、参加するユーザーによって広く拡散されるため、ユーザー参加型の宣伝活動であるとも言えます。

Twitterキャンペーンを実施するメリット

Twitterキャンペーンを実施する目的によって得られるメリットは様々ですが、主に以下の3点があげられます。

新規フォロワーを獲得しやすい

Twitterキャンペーンは、リツイートなどの簡単な操作で応募でき、ハガキを送る懸賞などに比べて手間がかからないため、幅広いユーザーからの応募が期待できます。

キャンペーンの参加条件として、自社アカウントのフォローを追加しておけば、普段の運用では難しい新規フォロワーの獲得に大きく期待できます。

普段接点のないユーザーへアプローチできる

Twitterは、ほかのSNSに比べ拡散力が強くアクティブユーザーも多いため、より多くのユーザーに情報を届けることができます。

上記の特性を生かし、参加条件にリツイートやハッシュタグ付きの投稿を指定することで、キャンペーンの内容や自社アカウントの存在、商品などの情報を拡散させることが可能となります。

それにより、キャンペーンに応募したユーザーのフォロワーへ、さらにそのフォロワーへと拡散され、普段接点のないユーザーへアプローチできるチャンスとなります。

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クオリティの高いUGCを生み出すことができる

UGCとは、「ユーザー生成コンテンツ」のことで、企業ではなくユーザーが商品やサービスの情報を使ったレビューや写真を投稿したもののことを言います。

ハッシュタグと一緒に商品の写真や感想を投稿して応募するキャンペーンの場合は、実際に商品を使用している写真やユーザー目線の口コミなどの多くのUGCが期待できます。

クオリティの高いUGCは、企業広告に比べて押し売り感がなく、リアルなユーザーの声で生み出されるため、見ているユーザーの購買意思決定などに紐づきやすい傾向にあります。

Twitterキャンペーンを成功させるコツ

上記のようなメリットを得られるTwitterキャンペーンですが、やり方を間違えてしまうと十分な成果を出せず、失敗に終わってしまうこともあります。

Twitterキャンペーンを成功させるためには以下のような“コツ”を押さえた内容にすると効果的です。

キャンペーンの目的に合わせた内容を企画する

まずは、キャンペーンを実施する目的が何なのかをはっきりさせておきましょう。

キャンペーンで実現させたいのは、「新商品の認知拡大」なのか「親和性の高いフォロワー獲得」なのか、などのKPIいわゆる目標達成のための指標を明確にすることが大切です。

目的を明確にした上で、行うべきキャンペーンの種類などの詳細を詰めていきましょう。

(例)主なキャンペーンの目的

  • 新商品の認知拡大
  • 新規フォロワー獲得
  • 店舗・イベントへの集客
  • 購買促進

適切なターゲティングとプレゼント(特典)の選定

どのようなユーザー層に拡散されたいのか、参加してもらいたいのか等を、目的に合わせて詳細に選定しておくことも重要です。

それによって、“刺さるフレーズ”や“興味”などが異なるため、効果的なクリエイティブの作成やプレゼント選定に役立ちます。

また、適切にターゲット選定しておくことで、自社と親和性の高いフォロワーを獲得できる可能性が高く、キャンペーン後にフォロー解除されにくくなるというメリットもあります。

ターゲットを選定したら、そのユーザー層に合ったプレゼントを適切に選定しましょう。

いくらキャンペーンツイートのテキストやクリエイティブが良くても、特典がターゲット層に合っていない、またはチープすぎるものであると効果的とは言えません。

“思わず参加したくなる”ようなキャンペーンを企画する

“フォロー&リツイート”などの簡単な応募方法に設定することは、参加者を増やすための基本となります。

応募方法が複雑だったり、複数の作業を要するキャンペーンはユーザーにとって、参加ハードルが高く応募数はなかなか増えません。

また、カンバセーションボタンを使った“クイズ形式”や“総選挙”といった方法は、“参加したい”と思ってもらいやすく応募数が伸びやすい傾向にあります。

更に、上記のようなキャンペーンと“インスタントウィン”を組み合わせることでより効果的なキャンペーンを狙うことができます。

“インスタントウィン”とは、応募するとその場で結果がわかるシステムのことで、ユーザーにとって参加ハードルが低く、とても人気のあるキャンペーン手法です。

インスタントウィンを利用するためには、自動抽選や抽選結果の自動返信(またはDM)が必要となる為、それらに対応したツールの導入が必要となります。

過去の成功事例をお手本にして、ユーザーが思わず参加したくなるような企画を考えてみましょう。

キャンペーン終了後もフォロワーを囲い込むための計画をする

キャンペーンで獲得したフォロワーは、キャンペーンが終了するとフォロー解除してしまう例も多くあります。

せっかく獲得したフォロワーを逃さないためにも、キャンペーン期間中、またはキャンペーン終了後のオーガニックツイートでユーザーが離れていかない工夫を事前に計画しておいた方が良いでしょう。

例えば、普段の運用でフォロワーと積極的にコミュニケーションをとったり、キャンペーンを定期的に開催する、フォロワー層に合わせた有益な情報発信を行う、などが有効です。

キャンペーン支援ツールを導入する

キャンペーン業務を自動で行えるツールを導入することで、キャンペーンの運営をスムーズに行うことができます。

Twitterキャンペーンを実施する際は、企画・クリエイティブ制作・抽選・当選者への通知・発送というように、必要な作業が多いため、多くの時間や労力を要します。

抽選や当選者への通知など、自動化できるところはキャンペーンツールを利用し、効率化を図りましょう。

キャンペーンを効率よく行うことで、企画立案やクリエイティブ作成の時間を増やすことができ、さらに無駄なコストの削減にもつながります。

2021年版最新活用事例

では、実際に行われたTwitterキャンペーンの活用事例を7つご紹介します。

コカ・コーラ(日本コカ・コーラ株式会社)

キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)

コカ・コーラでは、東京2020オリンピック期間中に、日本代表選手団がメダルを獲得した数×2020人にCokeOnのドリンクチケットをプレゼントするキャンペーンを実施しました。

日本がメダルを獲得するたびにキャンペーンツイートが配信され、ユーザーにも「♯コークで乾杯」のハッシュタグを付けてツイートするように促したことで、オリンピック期間中に大きな盛り上がりを見せました。

キャンペーン期間中は、連日7万件を超えるリツイート数となっており、とても多くのユーザーが参加したことがうかがえます。

ファミリーマート(株式会社ファミリーマート)

キャンペーン形式:フォロー&カンバセーションボタン(インスタントウィン)

ファミリーマートでは、毎日1万人に人気商品であるクリスピーチキンの引き換え券が当たるキャンペーンを7日間実施し、連日賑わいを見せました。

人気の高いインスタントウィンを採用し、合計7万人という圧倒的な当選者数に設定したことで、広く拡散し成功している事例と言えます。

伊藤ハム株式会社【公式】

キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)

伊藤ハム株式会社では、子供に大人気のチーズが入ったウィンナー「チーズイン」が1ケース当たるというキャンペーンを、1ヵ月間毎日応募できるインスタントウィンキャンペーン形式で実施しました。

自社のターゲットである主婦、子育て世代に嬉しいプレゼントを選定し、連日2万件を超えるほどのリツイート数となっています。

また、キャンペーンツイートにインパクトのある動画を入れたことによって認知度の拡大・ブランディングにもつながっている事例です。

チョコレート大作戦(株式会社 明治)

キャンペーン形式:フォロー&リツイート

こちらは、株式会社 明治が「おうち時間」をたのしむための一環として始めた、“チョコレート大作戦”の公式Twitterによるキャンペーンです。

同アカウントでは、「おうち時間」を楽しめるようなツイートを普段から発信しており、キャンペーンは第三弾となります。

抽選で100人にチョコレート詰め合わせ100個をプレゼンとするというキャンペーンで、「#おうちでお菓子コーナー再現」というインパクトのあるハッシュタグが話題となり、子育て世代を中心に広く拡散されました。

Raycopレイコップ公式(レイコップ・ジャパン株式会社)

キャンペーン形式:フォロー&リツイート(インスタントウィン)

レイコップ公式アカウントでは、総勢55人に定価2万円ほどの布団クリーナーをはじめ、さまざまな自社商品をプレゼント特典としたキャンペーンを14日間実施しました。

毎日参加できるインスタントウィン形式を採用していることや、豪華賞品を用意したことなどが要因となり、連日7000件を超えるリツイート数となりました。

アイリスプラザ(アイリスオーヤマ株式会社)

キャンペーン形式:フォロー&引用リツイート

アイリスオーヤマでは、CMで放映中の商品が合計104人に当たるというキャンペーンを実施しました。

こちらのキャンペーンは、Twitterだけでなく公式サイトからの応募も可能になっており、TwitterのキャンペーンツイートにURLを載せ、サイト誘導がスムーズに行える仕様となっています。

CM放映、Twitterキャンペーン、サイトキャンペーンを同時に行うことで、多くの消費者へリーチすることができ、商品の認知拡大をうまくおっこなっている事例です。

ミニストップ公式アカウント

キャンペーン形式:カンバセーションボタン

ミニストップ株式会社では、カンバセーションボタンを利用したクイズ形式で正解者の中から抽選で10人にやみつキッチンキャップが当たるというキャンペーンを実施しました。

“♯あの頃君にやみつキッチン”というユニークなハッシュタグや、商品情報が詰め込まれたおよそ2分間の動画CMが反響を呼び、商品やブランドの認知拡大につなげています。

Twitter公式ガイドラインを準拠する

最後に、Twitterキャンペーンを実施する前の注意点として、ガイドラインについて解説します。

Twitterでは、ユーザーがキャンペーン応募によってTwitterのルールやガイドラインに違反することがないように、シンプルなガイドラインを設けています。

キャンペーン実施前に必ず目を通しておきましょう。

①複数アカウントを作成させない

キャンペーンに何度も応募するために複数のアカウントを作ってしまうと、すべてのアカウントが凍結される恐れがあります。応募規約等に、複数アカウントでの応募は無効になる旨を必ず明記しましょう。

②繰り返し同じツイートをさせない

同じような文面を何度も投稿することはTwitterルール違反となり、ユーザーは検索対象から除外される恐れがあります。

そのため、「1番多くリツイートしたユーザーに特典を提供」などの同じツイートを促すようなルールを設定しないこと、また複数回応募した場合は無効になる旨を明記しましょう。

すべての応募を確認できるように、主催者の@ユーザー名を含めてツイートしてもらう

抽選を行う際に、単純に検索しただけではすべての応募者を確認することができません。

主催者の@ユーザー名が含まれていればすべての応募者が確認できるため、キャンペーン応募の投稿に含めるようにしてもらいましょう。

キャンペーンに関連する話題を盛り込むように推奨する

ハッシュタグを利用する場合は、投稿する内容に関連していなければいけません。

全く関係の無いハッシュタグを追加するように促した場合、Twitterルール違反となる恐れがあります。

⑤Twitterルールに準拠する

当ガイドラインと合わせて、主催者側もTwitterルール、および検索のベストプラクティスの両方を必ず確認しておきましょう。

適用法令および規制

法令や規制への準拠は主催者の責任であるため、開始する前にすべての適用法令および規制に準拠しているか確認してください。

参考:キャンペーンの実施についてのガイドライン|Twitterヘルプセンター

まとめ:コツを捉えてTwitterキャンペーンを成功させよう

今回は、Twitterキャンペーンを行うメリットや成功させるコツ、最新の成功事例をご紹介しました。

キャンペーン成功のためには、まず自社のフォロワーや現状の理解・分析を丁寧に行うことが重要です。

その上で、目的を明確にしキャンペーンを計画していきましょう。

Twitterキャンペーンは、企画やアイデアによってさまざまな結果を生み出します。

過去の成功事例を手本としてコツを掴み、魅力的なキャンペーンを実施しましょう。

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