はじめに
もはや集客やマーケティング戦略のためにも、日常、プライベートの発信にも、いずれにもなくてはならないメディアとなっている、最もポピュラーなSNSのツイッター。
親しい人との繋がり、コミュニケーションの一つとして、なくてはならないアプリケーションだと感じている方も多いことでしょう。
しかし、時には使っているTwitterアカウントを、別のアカウントを作り直したいなどの理由で、もう使わないというとき、また他のなんらかの事情で利用をやめたいと感じることもあるでしょう。
そんな時は、果たしてアカウントをどうしておくのが正解か、迷うこともありますよね。
みなさんの中にも、これらの状況に陥り、使用していたアカウントの管理に困ってしまったことはあるのではないでしょうか?
そこでこのブログ記事では、そうした方に向けて、Twitterのアカウント削除の方法について、解説していきます。
Twitterをやめたくなる時とは?
Twitterのアカウントを消したくなるときには、いくつかの状況があるかと思います。状況によって、それに見合った適した対応もあります。
Twitterの投稿・更新をやめたい
ツイートをするのが面倒、自分から発信はしないことにした、等、色々な状況が当てはまると思います。
この場合、アカウントの削除は必ずしも必要ありません。古い流行り言葉で言うならば、いわゆるROM専です。
アカウントはそのままに、更新だけをせず、人のツイートを見るためだけにアプリを使うので、アカウントを残すと言うやり方です。
人によっては、コメントをつけたり、いいねをつけたりはしても、自分からのツイートはしないと言う方法をとって、Twitterから程よい距離感をとっている人もいます。
フォローしているアカウントとの繋がりを切らずにできるので、便利です。ブラウザから、複数のアカウントをいちいち探して読むのはとても手間が掛かります。
Twitterのよくある質問でも、トップクラスに多いのが、退会関連の項目です。
そのため、好んでフォローして読んでいるアカウントが複数ある人は、安易にアカウントを消すよりも、購読専用アカウントとして割り切ってアカウントを残しましょう。
Twitterの発信を人にみられたくない
非公開アカウント設定、いわゆる「鍵垢」にすることで、アカウントを消さず、発信を続けながら、見られたくない人からツイートを守ることが可能です。これにより、コミュニティの外の人から情報を見られず、安全性は増します。
セキュリティ上の問題
うっかり写真に個人が特定されるようなものが映り込んでしまった、アカウントを乗っ取られてしまったといったセキュリティ上の問題が発生した場合、該当する投稿を消したり、パスワードを変更したりすることで解決できる場合もあります。
しかし、こうした大きなトラブルの場合、情報発信の危険性を思い知ることになるので、アカウントをこの際削除してしまおうと考える人も少なくありません。
ビジネスアカウントで用途が終了した
期間限定商品の宣伝やイベント告知用等、一時的にキャンペーンを打ち出し、公式ホームページへの誘導や顧客理宇との獲得のために、アカウントを特別に作成する場合もあるでしょう。
その際に、キャンペーンが終了してしまったという場合、放置するのも一つの手ですが、透明性の確保のため、終わったものは潔く整理するためにアカウント削除をするという場合もあります。
”デジタルデトックス”のため
読むのも、発信するのも、使いすぎて疲れてしまったという場合、きっぱりとサービス利用を辞めることも一つの手です。メディアを断って、体や心の調子を戻そうとすることを「デジタルデトックス」と呼び最近話題です。
特に、空き時間をボーっとスマートフォンを見ることが癖になってしまっていて、所謂「スマホ脳」のように、今までと調子が違うなと感じている方で、試しにTwitterを辞めてみる人もいます。
そうしたパターンであれば、これまでの習慣があるので、うっかり無意識にアクセスしてしまうことも多いので、その場合はけじめとしてアカウントを削除するのがよいでしょう。
それでもアカウントを削除したいときは
ここまで、Twitterのアカウントを削除したいという状況や、目的別の対処法について紹介してきました。
ここまでの流れで、中にはTwitterのアカウントを削除するまでのことではなく、別の方法で対応できる場合もあることがわかりました。
それでもアカウントを削除したいときは、以下の手順を試してみましょう。
これから説明する、削除の前にしておくべきことは、しっかりと済ませて、削除してから後悔をしないように、準備を整えておきましょう。
アカウント削除を決心したらしておくべきこと 1 親しいフォロワーへの対応
急にTwitterアカウントを消してしまったら、懇意にしていたビジネスパートナーや、親しい友人は驚いてしまいます。
新しいアカウントへ移行するのであれば、そのアカウントに誘導するか、新しいアカウントでフォロワーへのフォローをしなおすなどの作業をして、繋がりを切らないように工夫する必要があります。
特に、遠い友人などは、SNSのみで浅く広く繋がっているということもあるでしょう。こうした繋がりの場合、何も対処なしにアカウントを消しデータがなくなってしまうと、連絡手段がなくなってしまうことになりかねません。
2 好んで読んでいた情報発信アカウントやインフルエンサーのフォロー
最近では、ライフハック情報やニュース、フォーラム・採用情報、自分の好きな芸能人の情報、広告などを、SNSで得ているという方も多いでしょう。もはや欠かせないプラットフォームメディアであり、ブランドツールキットとなっています。
その場合、アカウントを消してしまうと、これまで得ていた情報源がなくなってしまいます。復旧させるのが大変になる場合もあります。
Twitterアカウント削除の手順
それではここからいよいよ具体的な手順です。PCからでも、スマートフォンからでも、アカウントの削除はすることはできますので、順にどちらもご紹介します。
スマートフォンからTwitterのアカウントを削除する方法
手順1:ホーム画面の左上にある自分のプロフィールアイコン画像ボタンをタップします。すると、いくつか管理メニュー項目が出てきますので、下の方にある「設定とプライバシー」をタップします。
手順2:項目の一番上にある「アカウント」をタップして選びます。すると、アカウントについての設定変更について、いくつか項目がありますので、一番下の「アカウントを停止する」を選んでタップします。
手順3:注意事項を読み、問題がなく同意できるものであれば、最下部の赤字の「アカウントを削除する」をタップします。パスワードを求められるので、入力して「アカウント削除」をタップします。
PCからTwitterのアカウントを削除する方法
続いて、パソコンからTwitterのアカウントを削除するやり方を解説していきます。
手順1:画面左側にある「もっと見る」をクリックします。そのあと、「設定とプライバシー」をクリック、「アカウント」をクリック、と進んでいきます。
手順2:注意事項を読み、問題なければ、画面の最下部に表示される「アカウント削除」をクリックします。
手順3:パスワードを求められるので、入力して「アカウント削除」をクリックすれば、全行程OKです。
これにより、今までに投稿したツイート内容、今までに押したいいね、他のユーザーとのDM(ダイレクトメッセージ)、フォロー、フォロワーが削除されます。検索をかけても、表示されなくなります。
ただし、検索エンジンなどでヒットするアカウント情報は、少し反映までにタイムラグがありますので、検索してしばらくは表示される場合もあることに留意しておく必要があります。
アカウントを復活させるには
アカウントを削除したけれど、やはり踏みとどまりたい、と思い直すこともあるでしょう。
実は、Twitterのアカウントを削除しても、30日以内であれば、アカウントを復活させることができるのです。その手順もご紹介します。
色々と考えて消す判断をしたけれど、やはりアカウントを復活させたいと言う方は、30日の猶予期間をうっかり忘れて過ぎてしまわないうちに、以下の方法を試してみましょう。
手順1 アカウント削除から30日以内にTwitterのログイン画面を開きます。
手順2 上部には電話番号、メールアドレス、ユーザー名のいずれかを入力します。またその下にはパスワードを入力します。
手順3 「ログイン」を選択して、アカウントの管理画面に入ります。
注意点
1アプリのアンインストールやログアウトをしてもアカウントは消えない
スマートフォン上のアプリの削除は、アカウント削除とは別物です。
さらに、アプリ上のアカウントの非表示(ログアウト)もアカウント削除とは別物です。そのため、「消したつもりが、実際にはネット上に発信や情報が残っていた」ということにならないように、くれぐれも注意して下さい。
2 削除したアカウントに再ログインするとアカウントが復活してしまう
先に説明した、30日以内であればアカウントを復旧することができる、という話に繋がります。裏を返せは、せっかくアカウント退会手続きを済ませても、何かの拍子に気になったり、癖で触ってしまったりしてログインしてしまうと、削除したアカウントは復活してしまいます。そのため、完全にアカウントを消してしまいたいと思っている人は、特に注意が必要です。
3 アカウントを消してもツイートは消えないこともある
注意点として、過去のツイートが保存されて残ってしまう可能性があるのです。
たとえば誰かがスクリーンショットであなたのツイートを撮影して残していた場合、画像という形で削除したツイートの内容は残り続けます。
また、ツイログやまとめサイトなど、ツイートの内容を誰かが保存したり、発信したりしていると、アカウント削除後も投稿内容が何らかの形で残り続けることになります。
まとめ
Twitterのアカウント削除は、基本的には元に戻せず、一定期間を過ぎると復旧が不可能になってしまうため、余程の理由がないと踏み切るのは難しいかもしれません。
日々の記録や思い出、アイデアや知識の発信として活用していたものが消えてしまうので、削除は慎重に行うようにしましょう。
とはいえ、不要な情報は、迅速に削除し、クリーンな状態にしておくことは、その後の思わぬトラブルを防ぐためにも必要なことですので、必要に応じて適切な対処を検討するようにしましょう。
最も大切なことは、せっかくの情報を削除しなければならないような状況に陥ることのないように、一言一句を丁寧に発信すること。発信前にはダブルチェックをし、感情的な内容になっていないかどうかを確認するとgood。
特に、プライバシーを侵害したりするような投稿は利用規約にも禁止されていますので、マナーに沿った投稿ができているかを確かめることが大切ですね。
以上、この記事が皆さまにとって何かのご参考になれば幸いです。