インスタグラムでコメントや写真、動画を投稿して、フォローしてくれるユーザーもでき始めるととても楽しいものです。
「インスタ映え」などの流行語もできたほどで、Instagramのアプリをダウンロードしてない人を探す方が大変ではないかと思いますよね。
一方で、sns疲れで「インスタグラムをやめたい」と思う人も少なくありません。
しかし、インスタグラムの削除や退会にはログアウトやアンインストールするだけでは完全に退会できていないことをご存じでしたか?
この記事ではインスタグラムの正しい退会方法と注意点、インスタグラムの復活について分かりやすく解説していきます。
Instagramアカウントの退会する方法を解説
インスタグラムを退会しようと思った時、「インスタグラムのアカウントをアンインストールすれば退会できる」と思っている人がいます。
しかしアンインストールとインスタグラムの退会は、別であることをご存じでしょうか?
インスタグラムのアプリをアンインストールとは、実はインスタグラムはそれだけでは完全に退会できていないのです。
アンインストールとは?
まず、アンインストールの意味を知っておきましょう。
アンインストールというのは、パソコンやスマホにダウンロードしていたアプリが消えるだけのことをいいます。
そのアプリが表示されなくなる、表示が消えるだけです。
アンインストールするとインスタグラムのアプリが画面から消えるので、退会できた気になるものです。
しかし実際のインスタには、まだあなたの情報がしっかり残っています。
つまり、アンインストールとInstagramの退会はまったく別物であるということを覚えておいてください。
あなたのコメントや写真と動画などの投稿もそのまま残っているので、アンインストール後も誰でも閲覧できる状態のままになっているのです。
これは問題ですよね?
インスタグラムを退会しようとすると、登録したときに自分のユーザーネームやパスワードを作って登録したと思います。
ですから、アンインストールしてアプリを消しただけではインスタグラムにはそのユーザーネームもパスワードも残ったままです。
アプリを消す前に、インスタグラムで自分のアカウントを削除しておかないと退会したことにはなりません。
では、完全に削除して退会するにはどうしたらいいのかを以下で解説していきます。
インスタグラムの退会には削除と一時停止がある
インスタグラムを退会するには、アカウントを削除と一時停止の2種類の方法があります。
しかし、削除と一時停止をする前に必ずやっておいてほしいことがあります。
- 過去の利用データをバックアップする
これまで投稿してきたメッセージや写真・動画やプロフィールなどのデータを保存することをおすすめします。
インスタグラムを長く使ってきた人は、今まで投稿した写真や動画には思い出がたくさん詰まっているのではないでしょうか?
インスタグラムが誕生した2016年からずっと使っているという人も少なくありません。
訳あってインスタグラムを退会することになったとき、最後にこれまでの自分の集大成を保存しておくことはとても大切なことだと思います。
もちろん、「写真や動画などももう見ないしいらない」というのであればバックアップは必須ではありません。
データのバックアップは、インスタグラムを削除する前に行いましょう。
30日間の削除猶予期間
インスタグラムには、削除して退会処理したあと30日間の削除猶予期間が設けられています。
これは、退会しても気が変わってまた再開したいという場合を考慮したためと推測できます。
そのためこの期間内なら再ログインすれば、またそのままのアカウントでインスタを再開できます。
この期間が過ぎると、アカウントが復活できなくなりますので注意してください。
データのバックアップの取得方法
バックアップを取得するにあたり、以下のツールを使います。
- パソコンのweb版
- iOSまたはAndroidのアプリ版
以上のツールで、インスタグラムのプロフィール画面に入ります。
そこからの手順は以下の通りです。
- プロフィール画面の「設定」を開く
- 「セキュリティ」→「データをダウンロード」でリクエストを行う
- 指定したメールアドレスにメールが届く
- メールの中のリンクからデータをダウンロード
- パスワードを入力し、「次へ」をタップ
- バックアップデータのダウンロード完了
3の指定したメールアドレスにメールが届くのはすぐ届く場合もありますが、届くまでに時間が掛かる場合もあります。
その場合48時間以内には送られるので、何も操作せず辛抱強く待ちましょう。
その後メールが届いたら、次のステップに進みます。
- 届いたメールを開き「データをダウンロード」をタップ(件名は「Instagramデータ」)
- 本文中にある「データをダウンロード」をタップ(このリンクは4日間が有効期限)
- インスタグラムのアカウント入力でインスタにログイン
- 「データをダウンロード」をタップ
- zipファイルを解凍
- フォルダを確認
5のzipファイルを解凍したとき、iPhoneではsafariが開きます。
開いたら右端の「ダウンロード」ボタンをタップして、zipファイルをタップします。
ダウンロード画面でフォルダにzipファイルがあるので、そこをタップすると解凍されてファイルが表示されます。
フォルダのデータは機械可続(JSON)形式
フォルダ内のzipファイルは、基本的にデータが機械可続(JSON)になっています。
この形式になっていると、写真や動画はそのままでは見づらい状態になります。
「Photos」というフォルダに、フィード投稿した写真や動画が入っています。
このフォルダを開くと、月ごとにインスタグラムに投稿した画像が分類されているので確認してください。
このときは画像も見やすくなっています。
Instagramアカウントの削除と一時停止の仕方は?
Instagramアカウントを削除や一時停止する理由はさまざまです。
- ユーザー間のトラブル
インスタグラムで楽しく写真や動画を投稿している内は良いのですが、ファンになってくれたユーザーが増えるとトラブルもあるものです。
それによりsns疲れでインスタグラムをやめたくなる人も多いです。
- 出張や転勤、店舗などでしばらくインスタを運用できない
インスタグラムは、TwitterやFacebookなども同様に企業側の営業ツールとしても運用されています。
求人の募集などもここからする企業は多いです。
しかし、ビジネス多忙のため運用管理ができないなどの場合に削除や一時停止をします。
店舗を閉めるなど、ビジネスを辞めるなどの場合も削除するでしょう。
インスタグラムを退会したい場合、アプリからは完全な退会はできません。
この場合、ブラウザからweb版のインスタグラムにアクセスして削除しないといけません。
アプリからやるとエラーになってしまうので注意してください。
その手順を紹介します。
スマホでの削除と一時停止
- 「web版Instagram」の削除ページにログイン
web版Instagramは、chromeやsafariなどのブラウザから削除ページにアクセスします。
- アクセス時の注意点
アカウントを複数持っている人は、削除したいアカウントでログインしてください。
間違えて違うアカウントを削除しないように、しっかり確認して次の手順に進みましょう。
- 電話などで認証コードとパスワードを入力してログイン
パスワードを忘れた場合は、登録済みのメールアドレスに書かれているログインリンクをタップすれば簡単に再ログインできます。
2「アカウントを削除する理由」を選択
「アカウントを削除」という画面で、削除する理由を聞かれます。
文章で書く必要はなく、削除したい理由の候補が複数個入ったフォームがあります。
そこから自分の気持ちに近い項目を選択してください。
- 項目にある理由候補
「アカウントを削除する理由」には、プルダウンで削除する理由の候補が入っています。
一部例にすると以下のものがあります。
「広告が多すぎる」
「忙しい/気が散る」
「プライバシーに関する心配」
などがあります。
これ以外にもありますが、どれも自分の気持ちに近い理由がない場合は「その他」の項目もありますので、それを選択します。
3パスワード入力後「(アカウント名)を削除」ボタンをタップ
理由を選択後、もう一度パスワードを入力する欄がありますのでパスワードを入力します。
そして、「(アカウント名)を削除」ボタンがあるのでタップしてください。
4「アカウント名を削除しますか?」の表示後、「OK」を選択
パスワード入力後、OKボタンを選択すれば一旦削除保留状態になります。
保留というか30日間の期間限定で、削除猶予期間に入ります。
この30日間を過ぎると完全に削除されすべてのコンテンツが使用できません。
復帰はできなくなりますので注意してください。
削除したアカウントは他人からどのように見える?
例えばブログなどを持っていてそこにこのインスタグラムのリンクを埋め込んでいた場合でいうと、リンク画面では「画像が削除されました」という表示が出ます。
このようになっていたら埋め込みを消すしかありません。
もし、インスタグラム再開の意向があればもう一度新しいアカウントを作ってブログに埋め込み直せば見られます。
一度削除したアカウントの写真や動画などは復旧させることができないので、やめる場合はこの点に注意して行いましょう。
Instagramアカウントを削除できない時の対処法は?
インスタグラムのアカウントを削除したつもりが、しっかり削除できていないことが多々あります。
その原因には、以下の理由が考えられます。
インスタグラムのアカウントを削除できない原因
インスタグラムのアカウントを削除できない原因には、アプリ上だけでログアウト・アンインストールしているという点です。
画面からInstagramのアプリが消えても、表示が消えただけですのでアカウントまで削除したことにはなっていないことを覚えておいてください。
詳しくいかに解説します。
- アプリからログアウト・アンインストールしている
アプリからではログアウトやアンインストールしても、Instagram上ではアカウントが残っています。
アプリからはインスタを完全に削除できません。
前述したように、必ずweb版のブラウザから削除を行ってください。
アプリから削除処理したらどうなる?
アプリからインスタの削除処理をしようとすると、エラー表示が出ます。
削除はweb版からでないと正常な削除処理ができない仕様になっていますので、覚えておいてください。
- 30日間の削除猶予期間中にログインしてしまった
web版で削除をした場合でも、30日間は削除猶予期間が設けられています。
これを知らないで、うっかりまたログインしてしまったという話はよくあります。
このためこの期間内でログインしてしまうと、アカウントがまた復活してしまうのです。
未練がないなら、削除後はもうアンインストールして画面上からアプリを消してしまいましょう。
pcを活用する人も、pc内に残しておかない方がいいでしょう。
一時的に使わないだけなら削除ではなく、一時停止にしておくことをおすすめします。
web版で削除した後ならインスタグラムの退会も完了していますので、アプリを消しても大丈夫です。
web上のブラウザから削除をしてから、アンインストールしてください。
これで退会できます。
- 複数アカウントを持っている場合
ありがちなのが複数アカウントを持っている場合です。
1つのアカウントを削除し退会処理しても他にアカウントが残っているため、インスタグラム自体をやめれません。
そして削除後も30日間の削除猶予期間に入っているため、うっかり削除したアカウントに再ログインしてしまうということが多々あります。
複数アカウントを持っている人は、消したいアカウントとそうでないアカウントの管理はきちんとしましょう。
- 削除ではなく一時停止中にしている
削除できない原因に、一時停止中にしているということが考えられます。
削除するときは、一時停止を解除してから削除しましょう。
解除の方法は、再ログインしてアカウントを一旦復活させてから改めて削除を行います。
前述しましたが、もしも「またインスタ再開しようかな?」と思う可能性があるなら、削除ではなく一時停止状態にします。
一時停止にすれば、アカウントが保留状態になります。
- アカウントが知らない間に削除されてしまった
意図しないアカウントの削除があります。
自分が削除した覚えがないのに、ログインしようとすると知らない間に削除されていたというケースです。
- 異議申し立て
意図しないアカウントの削除ということがあった場合の対処として、「異議申し立て」を行うことができます。
そのやり方は次の通りです。
- アプリを開いて削除されたユーザーネームとパスワードを開く
- 「異議申し立て」について書かれたメッセージが表示される
- 画面の説明に従ってInstagramの運営会社に異議申し立てする
2でメッセージが表示されない場合は、不正にアカウントが乗っ取られていたとも考えられます。
この場合、速やかに原因を把握することが重要です。
もし知らない間に勝手に自分が過去に書いたコメントが編集されていたり、まったく知らないユーザーから「いいね」されていてびっくりなんてこともあり得ます。
明らかにおかしいと感じたら、すぐInstagram運営会社に連絡しましょう。
Instagramアカウントの削除と一時停止の違いや注意点とは
ここで、インスタグラムのアカウントの削除と一時停止の違いは何なのか?
削除と一時停止を行う時の注意点を解説します。
アカウント削除と一時停止の違い
- アカウント削除
- 30日間の削除猶予期間がある
- 猶予期間を過ぎるとアカウント復活できない
- データが完全削除される
- 同じユーザー名が使えない
30日の猶予期間内ならまた復活できるので、一応この期間は覚えておきましょう。
- アカウントの一時停止
- アカウントが保留状態なのでログインだけで復帰できる
- データもサーバー上に残っているので、復帰後これまで通り見られる
- 同じユーザー名で復帰できる
インスタグラムを辞めることを考えた場合、復活する可能性があるかどうかを考えてからどちらかを選んだ方が良いと思います。
復帰の可能性があるなら、一時停止にしておけばログインだけで復帰できます。
復帰するかどうか分からない場合は一旦、一時停止状態にしておいて後に「やっぱりもう使わない」と心が決まった場合に削除するといいですね。
喧嘩したときは要注意
他のユーザーと喧嘩みたいになって、ムッとした勢いで即削除なんてことがないようにしてください。
それだと、後で必ず後悔します。
怒った時って、電話の受話器をガチャンと切ってしまったときみたいな感覚かも知れません。
しかし電話はもう一度掛ければ謝ることもできますが、アプリを削除してしまったら同じアカウントで復活ができません。
謝ろうと思っても謝れないままになります。
ネット上とはいえ、他のユーザーとやり取りをすればそこには人間関係ができます。
直接顔を見て話さない分、ちょっとムキになると思わず酷いことを言ってしまう危険性もあるでしょう。
そのことを踏まえて、削除は慎重にしてくださいね。
一時停止は退会したと見せかけることもできる
インスタグラムで他のユーザーたちと交流があると、ときにトラブルになることもあります。
あくまで例ですが、しつこく言い寄ってくるユーザーがいたりすると嫌な気持ちになると思います。
そんなときにも「一時停止」が役に立ちます。
一時停止にすればフィード画面上では投稿が一切見れなくなるので、一定期間その状態にしておけば退会したと思って来なくなる可能性があります。
再開するときはまた再ログインすればアカウントが復活しますので、通常投稿もできるようになります。
アカウント削除と一時停止の注意点
アカウントの一時停止には、いつでも停止できるというわけではありません。
- 一時停止の条件
一時停止は、1週間に1回までとされています。
これは一時停止の処理に時間が掛かるためです。
これにより、一時停止後すぐの再ログインはできません。
一時停止処理中の復活には、数時間空ける必要があります。
一時停止処理中はアカウントが表示されないので、復活するには表示されるのを待つしかありません。
Instagramアカウントは完全復活できる?
Instagramのアカウントを削除処理した場合は、完全復活はできません。
TwitterやFacebookではこの復活機能はあるのですが、2021年の今の段階ではインスタグラムで削除後の復活はできない状態です。
同じユーザー名でもログインができなくなりますので、削除はよく考えてからしましょう。
インスタグラムの復活は簡単
これは、一時停止状態にしている時のみ有効です。
一時停止状態なら、アカウント名やこれまでのデータはすべて残っています。
再ログインすればいいだけなので、復活は簡単です。
一時停止中もそれまで投稿したやり取りや、写真・動画・ダイレクトメッセージも残っています。
フォロワー数も一時停止前までの情報がそのまま残っていますので、再ログインすればその続きからカウントされます。
まとめ
Instagramアカウントの退会について、その削除や一時停止などさまざまな方法でやめることが可能です。
退会に関して一番気を付けておくべき点は、復活するかしないかという点だと思います。
インスタの利用期間が長い人は、なおさら退会するには本当に辞めてしまっていいか、後悔しないかなどをしっかり考えることが重要です。
やめる前にこれまで投稿してきた写真や動画を見返してみたり、ダイレクトメッセージのやり取りなどもサラッとでも読み返してみるなどして、それでも退会しようと思えば退会しても良いでしょう。
後悔しないように気を付けてくださいね。