(2021年9月9日に更新)
この記事は
「インスタのリポスト機能ってなに?」
「何のメリットがあるの?」
といった方に向けて、書いております。
実はリポストは、個人インフルエンサーにとっても企業にとっても、多大な効果を発揮するのです。
以下、詳しく見ていきたいと思います。
インスタのリポスト機能とは?
インスタのリポスト機能とは、他のユーザーの投稿を、自社アカウントで引用・シェアすることです。
いわばTwitterでいう「引用リツイート」、facabookの「シェア」と似た働きをします。
例えば企業やインフルエンサーを目指している方にとって、インスタは写真によりユーザーにインパクトを与えられる便利なツールです。
しかしインスタは「拡散機能が低い」ことに難点がありました。
twiterと違って、「いいね」や「コメント」には、他のユーザーのタイムラインに拡散する効果はなく、「引用リツイート」も出来ません。
しかしリポストを上手く活用すれば、アカウントの質を高めることができ、フォロワーを惹きつけることにも繋がりるのです。
リポストをするにあたり、以前はinstagramのアプリ以外に、別の専用アプリを使う必要がありましたが、アップデートによって、instragramだけでもリポストが可能になりました。
これからその方法と、リポストの運用方法をお伝えします。
リポストの方法
インスタグラムの投稿には、二種類あります。
一つは「ストーリーズ投稿」、もう一つは「フィード投稿」です。
ストーリーズ投稿は24時間で消える投稿です。
一方フィード投稿は投稿者のアカウントを開いたとき、アカウントに履歴として表示されるもので、これは自分で削除しない限り残りつづけます。
そしてインスタでリポストを行うとは、他のユーザーの投稿を、自分のアカウントからストーリーズもしくはフィード投稿することを意味します。
ストーリーズ投稿は、インスタアプリ内で完結しますが、フィード投稿の場合、外部アプリを使う必要があります。
以下に、それぞれの方法を紹介します。
インスタのアプリでの方法
instagramだけで、リポストを行う方法は以下の通りです。
ストーリーズをリポストする場合
ストリーズのリポストは、自分のメンション(※)が付いた投稿しか、リポストできません。
①リポストする投稿を開く
②「これをストーリーズに追加」をタップ
③「親しい友達」で限定公開するか、全体に公開するか選ぶ。
これで完成です。
(※)自身のアカウントが投稿内に表示されること。「@+ユーザー名で示される」
フィード投稿をリポストする場合
①リポストする投稿の左下の「紙飛行機」の形をしたボタンをタップ
②「ストーリーズに投稿を追加」ボタンをタップ
③編集(画像の左下に、引用元アカウントが明記されます)
④投稿
外部アプリを使う方法
次に専用アプリで、リポストをする方法を説明します。
有名なのは「Repost of Instagram」というアプリで、無料で使えます。
特にinstagramのアップデート前、「Repost of Instagram」は一番使われていたものなので、使い方に関してネットですぐ情報が拾えるためおすすめです。
手順は以下の通りです。
ストーリーズのリポストする場合
①リポストをするつもりの、投稿作成者の許可をもらう
②instagramでリポストする投稿を開く
③画面右上の「…」から、「リンクのコピー」をタップ
④リポストアプリを開いて、「再投稿」をタップ。
⑤「ストーリーズ」を選択
⑥キャプションとリポストの設定をする
フィード投稿をリポストする場合
①リポストをするつもりの、投稿作成者の許可をもらう
②instagramでリポストする投稿を開く
③画面右上の「…」から、「リンクのコピー」をタップ
④リポストアプリを開いて、「再投稿」をタップ。
⑤「フィード」を選択
⑥キャプションとリポストの設定をする
これで完成です。ぜひ参考にしてみてください。
リポストを上手く出来ない場合の対処法
リポストが上手くいかないとき、以下の三つの可能性が考えられます。
①リポストするつもりの投稿が、すでに削除されている。
②引用元のアカウントが非公開設定
③リポストアプリの不具合
④インスタアプリの不具合
もしリポストが出来ない場合は、引用元のアカウントを確かめてみてください。
そこで、リポストしたい投稿・アカウントの設定を確認しましょう。
その後、外部アプリ、インスタアプリに不具合がないかも、探ってみましょう。
特にインスタに不具合がある場合、他のユーザーも同じような状態のことがあるので、SNSなどでニュースになっているかも知れません。
Twiterなどをチェックしてみるのも、いいでしょう。
宣伝効果
ここからは、instagramでリポストするメリットをご紹介したいと思います。
まず挙げられるメリットは「宣伝効果」です。
一般的にinstagramはtwitterと比べて、拡散効果が低いと言われています。
しかしリポストを活用することで、自分の、あるいは企業の商品を、多くのユーザーに認知してもらうことが出来ます。
まずインスタの特徴といえば、投稿に画像コンテンツが必須であることです。
twitterがどちらかといえば、文字で伝えるのが中心であるのに対し、インスタの投稿の軸は写真なので「映える」投稿ができるかどうかが「、より商品を魅力的に伝える鍵となります。
またユーザーが投稿に対して行う「いいね」や「コメント」は、twitterと違って拡散機能はなく、純粋な感想です。
こう言うと、「あまり商品の宣伝にならないのではないか」と思いがちですが、純粋な感想ということは、素直に他のユーザーが「いい!」と感じたことになります。
つまり「いいね」が沢山ついている投稿を、初めてみたユーザーは、「これは本当にいい投稿なんだな」と思ってくれるということです。
例えば
・行列のできたラーメン屋
・誰も足を止めないラーメン屋
だとどちらに並ぶでしょうか。
おそらく多くの方は、行列のできる方だと思います。
instagramの投稿においても、同じ心理が働くのです。
そして「いいね」が沢山つく投稿をしていると、アカウント自体の信用度も高まります。
ゆえに新たなフォロワーやファンが増えやすくなる傾向にあります。
また自分の投稿を、リポストしてもらうのもいいでしょう。
例えば自社が出している商品の宣伝投稿を、他のユーザーがリポストしたとしましょう。
リポストしてもらえれば、そのユーザーのフォロワーのタイムラインにも、投稿が表示されます。
すると「いいね」が付きやすくなります。
「誰かがリポストしている商品なんだ」と分かれば、それを見たユーザーも「これはいい商品だから、リポストされているのかも知れない」と思ってくれるので、いいねが付きやすくなります。
「いいね」が沢山付くほど、「行列効果」が高まり、より一層「いいね」が付きやすくなります。
すると商品を実際に買おうとする人も増え、利益につながるわけです。
リポストは個人のインフルエンサーにとっても、企業などにとっても上手く活用出来れば、大きなメリットになるのです。
交流
インスタのリポストは、他ユーザーとの交流という面でも効果的です。
個人のインフルエンサーだったら、ファンとの友好関係を築けますし、
企業なら、そこの商品を気に入ってくれている人たちに好印象を与えます。
例えばある商品を販売したとします。
そして誰かがその商品の画像を付けて、感想を投稿したとします。
それを企業側がリポストしてくれたら、された人も嬉しくなるのです。
商品感想を投稿したユーザーに、好感を抱いてもらえるだけではありません。
商品画像つきの投稿をリポストすることで、他の人のタイムラインにも載りやすくなります。
するとユーザーが商品を見る機会が増え、新たな顧客獲得にもつながるのです。
商品を販売する企業にとって、リポストをまめに行うことは、かなり利点があるといっていいでしょう。
キャンペーン
キャンペーンに「リポスト」を利用するのも、一つの手です。
キャンペーンとは、企業などが「抽選○名様にプレゼント」というように企画をし、その応募のためにアカウントをフォローしてもらったり、投稿にいいねしてもらうものです。
instagramで可能なキャンペーンには、以下のものがあります。
・ハッシュタグキャンペーン
・フォロー&いいねキャンペーン
・フォロー&コメントキャンペーン
・メンションキャンペーン
・リポストキャンペーン
このように様々なキャンペーンがあります。
一つずつ説明すると、タグを指定して投稿してもらう「ハッシュタグキャンペーン」、投稿に対してのいいね、アカウントフォローしてもらう「フォロー&いいねキャンペーン」、投稿にコメント・アカウントをフォローしてもらう「フォロー&コメントキャンペーン」、ユーザーの投稿に『@(アカウント)』を付けてもらう「メンションキャンペーン」です。
そして「リポストキャンペーン」とは、キャンペーンを宣伝した企業などの投稿を、他のユーザーにリポストしてもらうキャンペーンです。
商品・サービスを提供する会社にとって、キャンペーンを行うことは様々な利点があります。
まず投稿をリポストしてもらえれば、リポストしたユーザーのフォロワーのタイムラインに、投稿が載ります。
するとキャンペーンを知らなかった利用者にだけでなく、今まで自分の企業を知らなかったユーザーにも、見てもらえる可能性が高まり、新規のファン獲得にもつながるのです。
また手軽に利用者が応募できるのも、SNSでもキャンペーンにおけるメリットの一つです。
応募者はわざわざ郵送などせずとも、インスタアプリ上で、リポストしたりフォローすればいいので、応募者は多くなる傾向にあります。
キャンペーンをきっかけに、商品や企業のことを知ってもらうこともありますので、誰もが参加しやすいキャンペーンは認知を広げることに役立ちます。
ただしキャンペーンをするにあたり、注意点もあります。
まずはガイドラインに抵触していないか、確認してください。
2020年にガイドラインが変更され、次のような規約が加わりました。
・「いいね!」やフォロー、コメントを含むやり取りの見返りに、現金や現金同等の提供を申し出たりしないでください。
→Instagram「コミュニティガイドライン」
自分のアカウントがガイドラインに反していないかは、常にチェックしましょう。
またキャンペーンの参加者の集め方も大事です。
一般的にフォロワーを集める際には、「ターゲット層」を設定します。
しかし、キャンペーンで呼び込む層と、普段のターゲット層にズレがあると、キャンペーン終了後にフォロワーが一気に減るなんてことも考えられます。
キャンペーンを実施する際には、「そのキャンペーンの目的は何か」「どんな人をターゲットとするのか」などを、整理してからにしましょう。
投稿数が増える
Twitterで引用リツイイートをすると「ツイート数」が増えるのと同様に、instagramでリポストをすると、投稿数も増えます。
すると何が起こるかというと、アカウントの見栄えが良くなります。
自社のアカウントを見つけたユーザーが、プロフィールを訪れたとき、「ある程度の投稿をこまめに行っている」と分かれば、「ちゃんとしたアカウントなんだな」と思ってもらえるので、企業などの信用度にもつながるのです。
信用度が高ければ、それだけ企業が販売している商品・おすすめ商品を、購入してもらいやすくなります。
また他にも、リポストは低コストで出来るというメリットがあります。
通常、一つの投稿作成に時間がかかることがあります。
画像を用意して、加工して、文章を書いて、タグ付けして……と、結構手間がかかるものです。
しかしリポストを活用すれば、そういった作業はせずに、自分の投稿数を稼ぐことが出来ます。
つまり少ない労力で、ちゃんとした投稿を増やせるのです。
投稿数を増やすことによる利点を、低コストで得られるのもリポストのいい点です。
さらにリポストする投稿が、高クオリティであるほど効果は高まります。
インスタ利用者が、自社のアカウントを訊ねたとき、表示される写真などのクオリティが高ければ、それだけユーザーの印象に残りやすくなるからです。
またユーザーの目を引きつけることで、自分のアカウントに興味を持ってもらえる可能性も高まります。
アカウントの見栄えを良くすることは、より多くのユーザーに関心を持ってもらう上でとても重要です。
リポストを上手く使えば、それを比較的、低コストで出来ることもまた覚えておきましょう。
フォロワーが増える
リポストを上手く使えば、フォロワー獲得につながります。
今まで述べた「宣伝効果」「交流」「キャンペーン」「投稿数」そして「クオリティ」も、フォロワーを増やすのに役立ちます。
「宣伝効果」で述べた通り、自分のアカウントをリポストしてもらえれば、それだけユーザーの目にも多く触れますし、商品などを販売していれば、アカウントの認知度が上がるほど、購入の可能性も高まります。
また他のユーザーにどんどん絡んで、交流していけば、アカウントの信用度が上がり、フォローされやすくなります。
またキャンペーンで、自分の投稿をリポストしてもらえば、より多くのユーザーの目に投稿が触れやすくなります。
あるいはキャンペーンにおいて、リポストと併用してフォローも応募条件に加えるのも、一つの手です。
そして「投稿数」が多いアカウントは、ちゃんとした印象を与えるので、フォローされやすくなるだけでなく、中には定期的に投稿をチェックしてくれる人も、現れるかも知れません。
投稿数だけでなく、「何をリポストするか」を
「投稿数が増える」の章で、高クオリティの投稿なら、ユーザーの目を引きつけやすいと述べましたが、加えて高クオリティの投稿は、いいねが多い傾向にあります。
いいねが多いということは、「その投稿に価値がある」と思う人が沢山いるということです。
そういった投稿が、アカウント内にあることは、ユーザーの信用度を大きくします。
また「自分もいいねしよう」と思ってくれるかも知れません。
リポストする際には、「どんな投稿をリポストすればいいか」吟味することが重要なのです。
注意点
さてinstagramにおいて、リポストするメリットをご紹介してきましたが、これからリポストをいざする上での注意点をいくつか挙げたいと思います。
引用元アカウントの許可をとる
instagramでリポストする際、事前に投稿者の許可をもらいましょう。
中には、多くのユーザーに自分の投稿を見られるのを、嫌がる人もいます。
特に影響力のあるインフルエンサーや、企業アカウントだと、不特定多数の人に見られる可能性が高まります。
まずは引用元の投稿者の許可をとることは欠かせません。
連絡方法はDM機能からでも、投稿に直接コメントするのもいいでしょう。
キャプションやハッシュタグで、見た人がリポストと分かるようにする
リポストは「リポストした」と分かるようにしましょう。
もし自分のアカウントで、作成したように見せれば、著作権侵害などのトラブルになる可能性もあります。
それはアカウントの信用度にも関わってきます。
また元となった画像の素材を、加工・編集するのもNGです。
作成者の許可なく画像の一部を切り取るなど、元の写真に手を加えてしまうと、著作権侵害となります。
リポストする際は、「アカウント名や、リポストしている旨をキャプション欄で伝える」「引用元のアカウントをタグ付けする」などして、投稿がリポストと分かるようにし、素材に許可なく手を加えないことを徹底しましょう。
感謝を伝える
instagramでリポストを許可してもらった時、リポストが完了した時などには、その都度お礼をしっかり言いましょう。
交流関係を良好にすると同時に、リポストの完了報告ともなります。
こうすることで、リポスト内容に不満点がないか、投稿者が確認することもできます。
お礼はDMを送るでもいいですし、リポスト投稿のキャプションで伝えるのでも構いません。
特にリポスト投稿のキャプションでお礼をすることで、投稿主の認知度を高めることにもつながりますから、お互いWinWinとなり、場合によっては再度リポストの許可がもらえるかも知れません。
きちんと誠意を示すことで、良好な関係を大事にしましょう。
アカウントのコンセプトに沿って行う
リポストする投稿を選ぶ際には、「自分のアカウントのコンセプトと照らし合わせる」ことも必要です。
もし「30〜40代向けに美容や化粧品」を発信しているアカウントが、いきなりガッツリ系のグルメを紹介したらどうでしょうか?
ある程度、キャラが確立されたインフルエンサーなら、むしろ話題になるかも知れませんが、多くのフォロワーは面食らってしまうのではないでしょうか。
いくら元の投稿がいいねを集めてたり、注目されている投稿であっても、自分のアカウントに適しているかどうかの判断は欠かせません。
リポストする前には、きちんと吟味しましょう。
まとめ
以上、instagramにおけるリポストの方法、そしてメリット、注意点を解説しました。
instagramの強みは、何といっても画像や動画など、視覚コンテンツを前提としていることです。
いちいち文章を読む必要がないので、より強く投稿で印象を与えるメリットがあります。
しかし裏を返せば、画像などを用意しなくてはならず、その分手間がかかることも事実です。
だからこそリポスト機能を使えば、低コストで投稿することが出来るので、フォロワーを増やしたり、アカウントの認知度を高めるにあたり、効率的な運用が出来るのです。
ですが他の方の投稿を利用することになるので、注意すべきことは様々にあります。
リポスト機能の正しい使い方をしっかり学び、ぜひ上手く活用してみてください。