Twitterのアカウントに鍵を付ける、つまり「鍵垢(かぎあか)」と呼ばれる鍵を設定することができます。
鍵を付けると、Twitterのアカウントに鍵のマークが表示されます。
鍵マークが付いていれば、公開から非公開に変更されたことになります。
こうすることで特定の人にしか、自分のツイートが見れないようにできるのです。
特定の人というのは、自分のツイートをフォローしている人のことです。
鍵アカウントを設定するには、スマホとパソコンどちらでもできます。
それぞれの設定方法をご紹介します。
スマホとパソコンそれぞれの鍵垢アカウント設定
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)の設定は、スマホやパソコンどちらからでも設定できます。
それぞれの設定方法を見ていきましょう。
スマホでの設定
スマホアプリで設定するには、以下のようにします。
- Twitterの画面で左上の自分のアイコンをタップし、メニューを表示
- 「設定とプライバシー」を選ぶ
- その中の「プライバシーとセキュリティー」をタップ
- 「ツイートを非公開にする」というチェックボックスをオンにする
こうすると、自分のアカウントの横に鍵のマークが表示されます。
パソコンでの設定
- 自分のアイコンをクリックしメニューを表示
- 「設定とプライバシー」を選ぶ
- メニューの中から「プライバシーとセキュリティー」を選択
- 「ツイートの公開設定」の中にある「ツイートを非公開にする」の前にあるチェックボックスにチェックを入れる
- ページの下部の「保存」ボタンをクリックして完了
ホーム画面に戻って自分のアカウントの横に鍵のマークが表示されていればOKです。
これで鍵アカウント(鍵垢)になったというわけです。
Twitterの鍵垢アカウントのメリット・デメリット
Twitterで鍵アカウント(鍵垢)にすると、どんなメリットがあるのでしょうか?
ここでは、鍵アカウントのメリットとデメリットをご紹介します。
Twitterの鍵垢アカウントのメリット
- 仕事関係のやり取り
仕事関係で使う場合は、社内の大切な情報をやり取りする訳ですから鍵垢にしていると安心ですね。
- 子供の学校の役員グループ
PTAなど学校関係のやり取りも学校以外に情報が洩れることは防ぎたいことなので、鍵垢にしておくと安心です。
- プライベートでママ友でのグループ
仕事や学校以外でも、プライベートで仲良くなったママ友やネットで仲良くなったTwitter上の友達など、こういうところでも関係ない人にやり取りが見られるのは危険です。
鍵垢にしておけば、情報が拡散されて炎上なんて危険性も防げますね。
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)のデメリット
- Twitter上でのイベント、ハッシュタグが使えない、いいねが付きにくい
企業の公式アカウントなどが行うイベントへの参加ができなくなります。
また、何か作品やフォロワー数を増やしたい人には鍵垢は向きません。
ハッシュタグを付けてもツイートに表示されないので、不特定多数の人との交流を望む人には鍵垢は必要ないでしょう。
鍵垢にしている以上、投稿がフォロワーのみに表示されますので、必然的にフォロワー以外からのいいね数は伸びることはありません、そのためバズるなどの現象は起きにくいと考えられます。またインフルエンサーなどの方はメッセージを受け取れないなどもあります。
鍵垢でも特定のフォロワーを増やしたい
鍵垢でも趣味や自分の好きな話題でフォロワーを増やしたいというときは、プロフィールを充実させましょう。
・趣味で作品つくりしていて同じ趣味の人と繋がりたい
・好きなアーティストの話をやり取りしたい
プロフィールに「こんなことやってます」みたいに書いておくと、多くは集まらなくても仲間を作ることはできるでしょう。
Twitter鍵垢アカウントはフォロワー以外から100%見れない?
Twitterで鍵アカウント(鍵垢)にすれば、100%フォロワー以外には原則見られません。
しかし、フォロワーしている人の中でツイートをスクショして拡散されてしまうと100%とは言い切れません。
こういったことも視野に入れて、フォロワー選びは慎重にする必要があるでしょう。
Twitterの鍵垢アカウントにする目的は?
情報セキュリティ漏洩防止
Twitterで鍵アカウント(鍵垢)にする目的は、会社や学校関係なら大切な情報の漏洩を防ぐためというのがあります。
会社や学校間のやり取りは、独自の情報がたくさんあります。
ユーザーの個人情報なども含まれることがあるので、これが無関係の人の目にさらされることは断じて防がなければいけません。
そのためにも、鍵アカウント(鍵垢)にできることは大変メリットになります。
趣味友など独自のグループ間の情報の拡散防止
趣味の友達だけでグループを作って、Twitterで鍵アカウントにするということもあるでしょう。
中には公開していても良いんだけど、思わぬ発言が拡散して炎上するのを防ぐためというのもあります。
つぶやき程度に書いたことが特定の人から思わぬ誤解を受けたり、差別的な発言などと捉えられて炎上の元になってしまうことを恐れての鍵垢ですね。
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)にしたのにツイートされる?
鍵垢にしているのに検索でツイート表示されることがあります。
考えられる原因と対処法をご紹介します。
アカウントにログイン状態である
そのアカウントにログインした状態で検索した場合、鍵垢にしていても自分とフォロワーはツイートが見えています。
当然自分のツイートが検索で出てくるということになります。
アプリを連携していることが原因
Twitterにさまざまなアプリやサービスなどを、連携させることができることがあります。
連携することで、複数のサービスにデーターやツイートを表示させることができるのです。
このアプリやサービスなどが原因であることが考えられます。
アプリなどを連携させたときに、さまざまな権限を付与している可能性があります。
そのために、検索に引っかかっているということがあります。
今一度、連携したアプリを見て怪しいものは解除するようにしましょう。
アカウントが知らぬ間に乗っ取られている
アカウント自体が誰かに知らない間に乗っ取られている可能性です。
あってはならないことですが、可能性がまったくないとも言えないケースです。
異変を感じたら速やかに、パスワードを変更してください。
Twitterの鍵垢アカウントにフォロワーリクエストする方法
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)が付いているアカウントには、フォロワーリクエストすることができます。
フォロワーリクエストとは、どのようなものなのか見ていきましょう。
フォロワーリクエストとは
鍵アカウント(鍵垢)ツイートに対して「フォローしたい」とリクエストすることをいいます。
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)している側は、このリクエスト通知を見て受けるかどうか検討します。
受けると判断した場合、「承認」と「拒否」のボタンがあるので「承認」を選びます。
承認されるとフォロワーリクエストした側から見ると、今まで見ることができなかったツイートが見れるようになります。
スマホアプリからフォロワーリクエストする方法
- 「フォロー」ボタンを押す
- 「フォロー許可待ち」の表示を確認
基本的にこの2つの操作だけです。
あとは、承認されれば「フォロー許可待ち」という表示が消え、相手のツイートが見られるようになります。
「拒否」された場合は相手のアカウントを見たときに、「フォロー許可待ち」の表示が消えていることがあります。
このようなときは、相手がフォローリクエストを拒否したことを意味します。
実は、拒否されてもリクエストした側には「拒否されました」などの通知がくることはありません。
「フォロワー許可待ち」の表示が消えていることで、拒否されたことを知ることになります。
その前に、相手のツイートが見れていなければその時点で「まだ、承認されていない」ということが分かります。
相手がリクエストを取り消した場合は、やはり「フォロワー許可待ち」の表示は消えるので拒否されたか、取り消されたかが分かることになります。
もう一度、相手にフォローリクエストを送ることは可能ですが、拒否された理由を考え慎重にした方がいいでしょう。
特別な意味がなく相手はただリクエストの数が増えてきてしまったので、これ以上はもう許可しないと判断して拒否しているだけかも知れません。
個人的に嫌がられているとは思わない方がいいです。
Twitterの鍵垢アカウントにスパム目的のフォローリクエスト
Twitterをしていると、まったく知らない人からフォローリクエストが来ることがあります。
このような場合、多くはスパム目的のフォロワーリクエストであることが多いものです。
必ずしもスパム目的とは言えませんが、比率が多いということです。
スパム目的以外であれば、以下のようなことが考えられます。
・単にプロフィールを見て興味を持った
例えば同じ趣味であるとかなどでフォロワーリクエストが来ることも考えられます。
どちらかを見極めるのは難しいと思います。
どんな人を承認するか、こういう人は承認しないなど自分なりのルールを決めておくと迷わないと思います。
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)でしつこくフォロワーリクエストが来る場合の対処法
それほど悪気がないとしても、性格的にしつこくフォロワーリクエストをしてくる人もいます。
その場合の対処法を見てみましょう。
【放置する】
フォロワーリクエストが来ても何もせず放置しておくことです。
こうすることで、相手が再びフォローリクエストすることを防ぐことができます。
こちら側が承認か拒否をしない限り、相手はずっと「フォロワー許可待ち」状態のままになります。
この表示が消えない限り、再度フォロワーリクエストすることができません。
何度もリクエストしてきてしつこいなと感じたら、承認も拒否もせず放置しましょう。
【どうしても気になるなら】
もし可能であれば、自身のこれまでのツイートを削除してアカウントを新しいアカウント名にすれば、追跡にしにくくなるのでより安心です。
Twitterの鍵アカウント(鍵垢)をより快適に使うには?
Twitterはリアルタイムで情報をたくさんの人と共有し、仲間を増やして交流することができるツールです。
会社関係の情報交換や子どもの学校関係のやり取り、プライベートでのママ友や趣味仲間との交流目的など本当にさまざまな目的で利用されています。
仲間同士の交流のために鍵アカウント(鍵垢)にもできるので、より快適に使うことができますね。
鍵アカウント(鍵垢)以外の快適な使い方
鍵アカウント(鍵垢)で、部外者の目を気にすることなく仲間同士で情報交換ができるのも快適な使い方です。
鍵アカウント(鍵垢)以外の便利で快適なTwitterの利用方法を紹介します。
【フォロー解除】
自分がフォローしていた相手のフォローを辞めたいときに使用します。
【通知を制限する】
フォローしていないアカウントからの返信や、ツイートを受け取りたくない場合に使用します。
【表示回数を減らず】
ホームタイムラインに、表示される回数を減らしたいという意思表示に使用します。
【ミュートする】
他のアカウントをミュートすると、そのアカウントがタイムラインで表示されなくなります。
そのアカウントとのつながりは保ちつつ、すべてのタイムラインは見ない場合などに便利なツールです。
【ブロックする】
関わりたくないアカウントとのやり取りを制限するときに使用します。
ブロックした相手のツイートもライムラインで表示されなくなります。
自分のツイートなども相手に見えることはありません。
相手にブロックされたという通知がいくこともないので安心です。
まとめ
今回はTwitterの鍵アカウント(鍵垢)の設定や、公開/非公開の設定方法などについてご紹介してきました。
操作自体は慣れると簡単ですし、それほど難しいものではありません。
Twitterを利用する場合は、まず目的をきちんと持ってどんな相手とやり取りするかなど、自分のTwitterの利用目的をはっきり決めておくと、トラブルも最小限に抑えられると思います。
快適なTwitterを楽しんでみてくださいね。