最近では、多くの企業が自社のマーケティングツールとしてSNSを活用しています。
中でも、Instagramを利用したマーケティングをする上では、ハッシュタグの活用は欠かせません。
しかし、
「どんなハッシュタグを付ければよいか分からない」
「ハッシュタグをどのように活用すればよいか分からない」
など、運用を始めて間もない場合は様々な疑問が生じることがありますよね。
本記事では、企業のマーケティングにおけるInstagramでの効果的なハッシュタグの付け方や、ハッシュタグを付けるメリット、活用法を詳しく解説します。
ハッシュタグの重要性を正しく理解し、ハッシュタグを有効に活用しましょう。
ハッシュタグとは
ハッシュタグとは、主にTwitter、Instagram、Facebook等のSNSで利用されるキーワードのことです。
「#東京タワー」のように、言葉の先頭に「#(ナンバー)」をつけることでその言葉がタグ化され、同じタグがついた投稿を検索することができるようになります。
ハッシュタグは、上の例のように単語がタグ化されている場合もあれば、「#カメラ好きな人とつながりたい」のように文自体がタグ化されているものもあります。
SNSによるハッシュタグの違い
あらゆるSNSで使われているハッシュタグですが、それぞれの媒体によって特徴や役割に違いがあります。
複数のSNSを運用する場合は、以下の特徴に注意し使い分けてみると良いでしょう。
Instagramは、視覚的なメディアが主なSNSであり、比較的若い女性に人気があることから、自分の「興味のあるもの」や「好きなもの」を検索したり、投稿されることが多い傾向にあります。
そのため、ハッシュタグは「#ネイル」「#旅行」など、主に興味の対象となるものが使用されています。
また、Instagramのキャプション(説明文)には文字数の制限がなく、企業やブランドのアカウントでは1つの投稿に対して10~20個程度の多くのハッシュタグを付けて投稿されることが一般的です。
Twitterはリアルタイム性に特化したSNSであり、その時話題になっているものについてハッシュタグを利用して共有するという特徴があります。
そのため、Instagramのように興味の対象となるハッシュタグよりも、放映中のテレビ番組のハッシュタグ(「#バルス」など)や、ネタとしてはやっているようなタグ(「#○○ぽく言ってみる」など)が多く使われています。
Twitterにおけるハッシュタグは最大49個つけることが可能ですが、1つの投稿に対して140字までしか入力できないため、一般的に1~3個程度のハッシュタグ付けることが多いです。
Facebookは実名でのアカウント登録が必要であることから、他人とつながる文化が浅く、ハッシュタグを使うことがあまり根付いていません。
ハッシュタグを使用するケースとしては、自分のアカウントの投稿を管理したり、グループ分けをする場合などがあります。
また、複数のハッシュタグがついた投稿は宣伝色が強くなり、Facebook内の“友達”から好ましく見られない傾向がある為、ひとつの投稿に対し1~2個のシンプルなハッシュタグが使用されています。
Instagramでハッシュタグを使うメリット
Instagramは他のSNSに比べ、ハッシュタグを使用するメリットが多く、主に以下の5つのメリットがあげられます。
- 幅広いユーザーにリーチできる
- 効率的に自社のターゲット層へアプローチできる
- 企業や商品・サービスの認知度拡大
- 企業とユーザー(ファン)を繋ぐことができる
- 投稿を収集・管理しやすい
以下で詳しく解説します。
幅広いユーザーにリーチできる
前述したように、Instagramにはキャプションに書かれた内容を検索できる機能がなく、ハッシュタグの検索が主な検索手段となります。
また、TwitterやFacebookのように他人にシェアするような機能もありません。
そのため、多くのユーザーに自社の発信を届けるには、ユーザーから検索してもらえるようなハッシュタグをつけて投稿し、検索結果に表示させる(ヒットさせる)ことがとても重要になります。
また、Instagramにはハッシュタグをフォローできる機能があり、ユーザーがフォローしていないアカウントであっても、フォローしたハッシュタグが付いている投稿をタイムラインに表示することができます。
これにより、企業側はフォロワー以外のユーザーへアプローチする機会をさらに増やすことができます。
効率的に自社のターゲット層へアプローチできる
Instagramユーザーは、一般的に自分の興味関心があるハッシュタグを検索しています。
ハッシュタグを付けずに運用をしていては、いくらターゲット層に向けて有益な情報を発信していたとしても情報はなかなか届きません。
自社のターゲット層が検索しているハッシュタグを適切につけることができれば、ユーザーの欲しい情報と企業の発信する情報がマッチし、いいね!やフォローなどの良い反応を得ることができます。
企業や商品・サービスの認知度拡大
オリジナルハッシュタグ(ブランドハッシュタグ)を作って自社のアカウントで積極的に利用したり、ユーザーへ投稿を促すことで、オリジナルハッシュタグが浸透すると、企業の認知度拡大に期待できます。
ユーザーに企業のハッシュタグを付けて投稿してもらうことで、そのユーザーのフォロワーに企業の商品を拡散できるほか、投稿されたUGC(ユーザーが生成したコンテンツ・投稿)を企業がリポストなどの二次利用することで、自社フォロワーへの広告としても活用できます。
企業におけるネット上の広告は、ユーザーにとって不快に思われがちですが、ユーザーが自発的に発信した情報は、実際の消費者からの情報として信頼度が高く、宣伝効果が高いといわれています。
SNSマーケティングにとって重要度の高い“UGC”を生み出すためにも、ハッシュタグの活用が必要不可欠なのです。
企業とユーザー(ファン)を繋ぐことができる
ユーザーにオリジナルハッシュタグをつけて投稿してもらうことにより、企業は自社商品やサービスについてユーザーがどのように感じているのかを把握することができ、ユーザーとコミュニケーションを図ることも可能になります。
また、ユーザーはハッシュタグページから同じハッシュタグのついた他ユーザーの投稿をまとめて閲覧することができるようになり、ユーザー(ファン)同士のコミュニティとして活用することもできます。
投稿を収集・管理しやすい
ハッシュタグを付けると、同じハッシュタグのついた投稿がリスト化できるため、かんたんに収集・管理することができます。
「ハッシュタグ別」のいいね数やコメント数など、自社アカウントの分析がスムーズに行えるようになります。
また、Instagramのキャンペーンを行う場合にも、ハッシュタグをつけて応募するように呼びかけることで、応募の収集や管理を行うことができます。
ハッシュタグの効果的な付け方・活用法
Instagramにおけるハッシュタグは、フィードやストーリーズ、リール、IGTV等に投稿することが可能です。
ハッシュタグの基本的な付け方は、使用したいキーワードの最初に「#」をつけて投稿するだけで自動的にタグ化され、簡単にハッシュタグを付けることができます。
上図のように、「#」を入れて単語を入力すると画面下部にハッシュタグの候補とそのハッシュタグの投稿数が表示されるようになっています。(※ストーリーズはおすすめ候補のみ。)
候補の中に入力したいハッシュタグがあれば、タップして投稿します。
しかし、単にキーワードを並べただけでは、効果的な活用方法とは言えません。
より効果的なハッシュタグの付け方として、以下の4つの方法をご紹介します。
1つの投稿に対しなるべく多くのハッシュタグを付ける
Instagramは拡散機能がないため、ハッシュタグからの流入がとても重要となります。
1つの投稿にできるだけ多くのハッシュタグをつけることで、ユーザーから検索されやすくなり、リーチ数の増加につながります。
TwitterなどのテキストメインのSNSとは違い、Instagramは画像や動画などの視覚的なメディアがメインであるため、複数のハッシュタグが付いていても不快に感じるユーザーは多くありません。
Instagramでは最大30個のハッシュタグをつけることが可能なため、最低でも10個以上つけると検索範囲が広がり効果的です。
ただし、キャプション(ハッシュタグ以外のテキスト)が少なく、ハッシュタグばかりが目立つような投稿は、広告感が強くなりユーザーから嫌われてしまう可能性もあります。
ハッシュタグが目立ってしまう場合は、“ハッシュタグをコメント欄に記載する”“同じような単語のハッシュタグをいくつも付けない”、などの工夫をしてみるとよいでしょう。
投稿に関連したハッシュタグを使用する
投稿した内容が「どんなジャンル」で書かれているのかを明確にするために、投稿する写真や動画、キャプションに関連したハッシュタグを使用しましょう。
また、直接写真やキャプションに書かれていなくても、関連性の高いハッシュタグを入れておくことは効果的です。
例えば、「テント」の写真を投稿するときに「#テント」「#(テントの)ブランド名」だけでなく、「#○○キャンプ場」「#自然」「#アウトドアコーデ」などの関連するキーワードを同時に使用することで、自社と親和性の高いユーザーにリーチできる可能性が高くなります。
親和性の高いユーザーへのアプローチは、フォロワーや顧客獲得につながる重要なポイントとなります。
逆に、投稿と関連性のないハッシュタグが入っていると、Instagram側で“ユーザーにとって有益でないコンテンツ”と見なされ、ハッシュタグ検索に表示されない場合があります。
投稿する前に、関連性のないハッシュタグが含まれていないかをチェックするようにしましょう。
オリジナルハッシュタグを活用したキャンペーンを行う
先程も少し触れましたが、企業のオリジナルハッシュタグ(ブランドハッシュタグ)を活用することは企業や商品・サービスの認知拡大につながります。
オリジナルハッシュタグを普段の運用で使用するだけでも有効な場合がありますが、より成果を得るためには、オリジナルハッシュタグを使ったキャンペーン施策がおすすめです。
Instagramにおけるハッシュタグキャンペーンとは、企業やブランドの商品・サービスの写真を投稿し、合わせて指定のハッシュタグを付けることで応募できるプレゼントキャンペーンのことです。
ハッシュタグキャンペーンを実施することで、参加したユーザーからそのフォロワーへとオリジナルハッシュタグが広まりやすくなり、自社ファンからのポジティブで魅力的なUGCが投稿される可能性が高くなります。
応募するために写真や動画を用意する必要があり、参加数が伸びにくい傾向にあるため、ユーザーが参加したくなるような企画や魅力的なプレゼントを用意して行うとよいでしょう。
プロフィールにブランドハッシュタグを載せる
ブランドハッシュタグを活用する際は、フィードやストーリーズで拡散するほかにも、自社のプロフィール画面にハッシュタグを付けることも有効です。
プロフィールにハッシュタグを付けておくと、ハッシュタグ検索された場合はプロフィール画面は表示されるようになります。
ユーザーは、興味のある投稿を見つけた際に、プロフィールページに訪れる傾向にあるため、使ってほしいオリジナルハッシュタグなどはプロフィール画面にも明示しておきましょう。
最適なハッシュタグを選ぶポイント
ここまで、ハッシュタグの付け方についてご紹介しました。
次は具体的に「どんなハッシュタグをつければよいのか」という点について、解説します。
ハッシュタグを選定する方法としては、以下の4つのポイントを押さえておくと良いでしょう。
ビッグワードよりも、ミドル、スモールワードを使う
ハッシュタグに使われるキーワードは、投稿数のボリューム等によって大きく3つの種類に分けることができます。
- ビッグワード
- 投稿数が多く(約10万件以上)、検索されやすい。
- 競合が多いため、検索結果で上位表示されにくい。
- キーワードがぼんやりしていて具体的でない。
- ミドルワード
- ビッグワードに比べて投稿数は少ない(約1~10万件以下)が、そこそこ検索数も多い。
- 競合があまり多くないため、上位表示を狙いやすい。
- やや具体的なワードで、関心のあるユーザーにリーチできる可能性がある。
- スモールワード
- 投稿数が少なく(およそ1万件)検索数も少ない。
- 競合があまりいないため、上位表示される可能性が高い。
- より具体的になり、関心のあるユーザーにリーチできる可能性が高い。
Instagramでハッシュタグ検索をした画面には、投稿の人気度やユーザーとの関連性などを使用した独自のアルゴリズムによってランク付けされた順に表示される仕組みとなっています。
そのため、ビッグワードの検索結果で上位に表示されるには、人気度が非常に高い、あるいはユーザーとの接点がある、などの条件に絞られるため、フォロワーが少ないうちはなかなか表示されません。
人気のあるビッグワードだけを使うのではなく、ミドルワード、スモールワードを意識して使ってみましょう。
【例】
- ビッグワード・・・ランチ、カフェ、昼ごはん
- ミドルワード・・・たらこパスタ、たらこ、パスタランチ
- スモールワード・・・たらこパスタレシピ、店名、商品名 等
コミュニティハッシュタグをまんべんなく使う
コミュニティハッシュタグとは、特定の趣味やテーマについて共通のユーザーを結びつけるハッシュタグのことを言います。
コミュニティハッシュタグは主に以下のような種類があります。
- 製品・サービスそのものを表すハッシュタグ
- #カフェ、#コーヒー、#スイーツ、など
- 業界のニッチを表すハッシュタグ
- #バリスタ、#ラテアーティスト、など
- 業界のコミュニティを表すハッシュタグ
- #カフェ好きな人とつながりたい、#コーヒーのある暮らし、など
- 場所を表すハッシュタグ
- #渋谷カフェ、#名古屋コーヒースタンド、など
- イベント・季節を表すハッシュタグ
- #ハロウィン、#入学式、など
- 行動や性格などを表すハッシュタグ
- #コーヒー好き、#甘党、など
- 習慣化されたハッシュタグ
- #今日のコーヒー、#今週の献立、など
- 頭文字や略語で表現されたハッシュタグ
- #ootd、#lol、など
- 絵文字のみで表示されたハッシュタグ
- #☕、#🍰、など
1つの投稿にこれらをなるべく多く含めることで、より多くのコミュニティと関わることができ、多くのユーザーへのアプローチが可能になります。
人気投稿で使われているハッシュタグを活用する
同じジャンルのインフルエンサーや人気アカウント、人気投稿で使用されているハッシュタグを使用するのもおすすめです。
ユーザーはハッシュタグ検索の他に、投稿についているハッシュタグをタップしてハッシュタグページからそのキーワードに関する情報を得ているケースもあります。
そのため、同じハッシュタグを使用することで、人気投稿からの流入が期待できるのです。
とはいえ、いくら人気があっても企業のジャンルや投稿と無関係のハッシュタグをつけることは、投稿の質が落ちる原因になるため、“関連するハッシュタグ”の中から使用するようにしましょう。
フォロワーが利用しているハッシュタグを使う
すでに自社をフォローしてくれているユーザーは、企業と関連性の高いユーザーであると言えます。
フォロワーの中でも、特にアクティブユーザーがよく使用しているハッシュタグを分析し、同じハッシュタグを取り入れてみましょう。
また、フォロワーの使用しているハッシュタグを調査することで、自社のフォロワーがどんなことに興味があるのかを知ることができ、普段の運用に生かすことができます。
フォロワーや、ターゲットユーザーが使用しているハッシュタグを調べるには、以下に紹介しているハッシュタグ分析ツールを使うと効率的です。
おすすめハッシュタグ検索・分析ツール
有効なハッシュタグを使用したい場合は、外部のツールを使用して検索・分析することもおすすめです。
最適なハッシュタグを見つけるためのおすすめツールをご紹介します。
①ハシュレコ
無料で使用できるハッシュタグ検索ツールです。
キーワードを1つ入力すると、関連するおすすめハッシュタグを自動で検索してくれるツールです。
使いたいハッシュタグを選択すれば、ハシュレコ内でコピーしてそのままInstagramの投稿に貼り付けすることができるため、複数のハッシュタグを付ける場合にとても便利です。
②Instatool(インスタツール)
ハシュレコと同様に、無料でおすすめハッシュタグ検索ができるほか、該当するハッシュタグの人気度を調べることができます。
インスタツールは、タグ人気ランキングや類似タグ検索機能など、5つの機能が使用できるInstagramにおけるハッシュタグの万能ツールです。
③hashout(ハッシュアウト)
hashoutは、ハッシュタグの投稿数や投稿人数などから、トレンドを分析できるツールです。
アカウントが投稿したハッシュタグをリスト化し、それぞれのエンゲージメント率やいいね数などを一覧化できるため、効率よく有効なハッシュタグを見つけることができます。
ハッシュタグ分析のほか、ハッシュタグの集計やフォロワー推移などのアカウント調査も可能なため、ハッシュタグキャンペーンを行う際にも便利なツールとなっています。
料金などの詳細はこちら→https://www.hashout.jp/
④SINIS(サイニス)
SINISは、Instagram総合分析ツールで、その中の機能としてハッシュタグ分析が行えます。
指定したハッシュタグに対するエンゲージメント数(いいね数、コメント数)などを確認することができるため、効果的なハッシュタグの発見につながります。
ハッシュタグ以外の分析をあわせて行いたい場合にもおすすめです。
料金などの詳細はこちら→https://sinis.jp/#solution
⑤Slooooth(すろ~す)
Slooooth(すろ~す)は、Instagramの総合分析ツール「Aista(アイスタ)」を提供する株式会社notariが提供するサポートツールです。
Instagramの予約投稿から分析、レポート作成まで、ビジネスで必用な作業を効率的に行うことができます。
初期費用は無料で、最大3つのハッシュタグの調査を行うことができます。
さらにアカウント分析などをしたい場合は「Aista(アイスタ)」のプレミア版もおすすめです。
料金などの詳細はこちら→https://home.slooooth.com/#blogArea
ハッシュタグを使用するときの注意点
Instagramでハッシュタグを使用する際には、いくつかのルールがあります。
エラーになってしまったり、シャドウバン(表示されなくなる)されないように以下の点に注意しましょう。
ハッシュタグマークは「#(ナンバー)」を使う
ハッシュタグに使用するのは半角の「#(ナンバー)」であり、よく似ている「♯(シャープ)」とは異なります。
パソコンで入力する際には区別が難しいこともあるので、注意しましょう。
また、全角を入れてしまうとタグ化されないため、必ず半角を使うようにしてください。
ハッシュタグに使用できない文字を使用しない
ハッシュタグには使用できない文字や記号が存在します。
以下の文字列は「#」の後に入力してもタグ化されなかったり途中で切れてしまうため、使用しないように注意しましょう。
- スペース
- 特殊文字(&、$など)
- 読点(、)
- 「」や()などの記号(‗アンダーバーは可)
“完全一致”である点に注意する
Instagramのハッシュタグ検索は、投稿されているハッシュタグと完全一致しなければ検索結果に表示されません。
例えば、「#コーヒーがある暮らし」と「#コーヒーのある暮らし」では、どちらも同じような投稿を見ることができますが、ハッシュタグが一文字異なるため、どちらかの投稿しか見ることができません。
似たようなハッシュタグがある場合は、投稿ボリュームを比べるなど、付けたいハッシュタグを間違いのないように入力しましょう。
1つの投稿にハッシュタグを31個以上つけない
フィード投稿で、ハッシュタグを31個以上つけてしまうとコメントができなくなるため、必ず30個以内に抑えるようにしましょう。
ハッシュタグはコメントにも投稿することができますが、キャプション欄とコメント欄の両方合わせて合計30個までとなっているため注意しましょう。
(2021年10月現在は、31個以上ハッシュタグを入力しようとすると「これ以上つけられません」と表示される仕組みとなっています)
Instagramが禁止している単語を使用しない
Instagramでは、以下のようなものを含むハッシュタグは使用禁止されています。
これらのハッシュタグを使ってしまうと、他のユーザーから投稿が見えなくなってしまう、いわゆる「シャドウバン」されてしまう可能性があります。
検索結果にも表示されなくなってしまうので使用しないようにしましょう。
1.性的な表現を意味するもの
2.差別や侮辱を意味するもの
3.一般性が高くハッシュタグとして意味をなさないもの
1や2は見当がつきやすいですが、3については「#Instagram」や「#ig」なども含まれます。
事前にハッシュタグ検索を行い、実際に使用されているものかを確認してみると良いでしょう。
まとめ:ハッシュタグを使いこなし、効果的なマーケティングをしよう
以下、本記事のまとめです。
①Instagramでハッシュタグを使うメリット
- ハッシュタグ検索されることで幅広いユーザーにリーチできる
- 自社のターゲットとマッチした層へ効率的にアプローチできる
- 企業の商品・サービスの認知度拡大
- 企業とユーザー(ファン)を繋ぐことができる
- キャンペーンなどの投稿を収集・管理しやすい
②ハッシュタグの効果的な付け方・活用法
- 投稿のヒット率を上げるため1つの投稿に対しなるべく多くのハッシュタグを付ける
- 投稿の質を上げるため、投稿した内容に関連したハッシュタグを使用する
- 有益なUGCを集められるオリジナルハッシュタグを活用したキャンペーンを行う
- ブランドハッシュタグを拡散できるようプロフィールにブランドハッシュタグを載せる
③最適なハッシュタグを選ぶポイント
- ビッグワードよりも、ミドル、スモールワードを使う
- コミュニティハッシュタグをまんべんなく使う
- 人気投稿で使われているハッシュタグを活用する
- フォロワーが利用しているハッシュタグを使う
④おすすめハッシュタグ検索・分析ツール
- ハシュレコ
- Instatool(インスタツール)
- hashout(ハッシュアウト)
- SINIS(サイニス)
- Slooooth(すろ~す)
⑤ハッシュタグを使用するときの注意点
- ハッシュタグマークは「#(ナンバー)」
- ハッシュタグに使用できない文字を使用しない
- “完全一致”である点に注意する
- 1つの投稿にハッシュタグを31個以上つけない
- Instagramが禁止している単語を使用しない
いかかでしたでしょうか。
今回は、Instagramにおけるハッシュタグの付け方や活用方法を解説しました。
Instagramは、いまや「ググる」より「タグる」と言われるほど、ハッシュタグ検索が盛んに行われているSNSの一つです。
とは言え、ただ単にキーワードを並べるのではなく、計算された最適なハッシュタグを付けることで企業のマーケティングに役立ちます。
いろいろなハッシュタグを試して自社のターゲット層に有効なハッシュタグを見つけ出すことが、成功への近道と言えます。
Instagramマーケティングで成果が得られない場合は“ハッシュタグの最適化”をぜひお試しください。