リツイート機能とは
そもそもリツイートって?
ツイッターは140文字を制限としたテキストを投稿するsnsです。
ツイッターは、他のsns、たとえば、Instagramやfacebookよりも拡散力の高いsnsと言われています。それは、ツイッターが「リツイート」という、拡散力の高い機能を有しているためです。
リツイートとは、ツイートを再び投稿することを言います。リツイート機能を使用し、元ツイートを投稿すると、タイムラインにそのツイートが流れ、自分のフォロワーと内容を共有することが出来ます。リツイートする元ツイートは、自分のツイートでも他のアカウントのツイートでも可能です。
リツイート機能は、主に、
「面白いと思った情報をフォロワーに知らせたい」
「応援したい情報を拡散したい」
といった理由で使用されることが多いです。
ツイッターのリツイート機能の拡散力はとても高く、多数リツイートされたツイートは社会的に話題になることが多くあります。
多数リツイートされ話題になったツイートが、テレビや雑誌といったメディアで紹介される、という事例も多数あります。
リツイートは、どのように表示される?
リツイートすると、ツイート作成者の名前とユーザー名が表示されるとともに、リツイートアイコンとリツイートしたアカウントの名前が表示されます。そのため、通常のツイートとは見分けがつきます。
ただ、アカウントによっては、ツイートの先頭に「RT」と入力して、他のアカウントのツイート内容をリツイートしていることを示す場合もあります。これはTwitterの公式のやり方ではありませんが、リツイートしたツイートだということが一目で分かるので活用されています。
自分のツイートがリツイートされた場合は、通知タブに追加されます。どのツイートがリツイートされたのか、誰がリツイートしたのかなどを、通知タブで確認することが可能です。また、リツイートされたツイートを検索することも出来ます。検索にはコマンドを入力する必要があり、リツイートされたツイートを検索する場合のコマンドは「@ユーザー名min_retweets:リツイート数」となります。たとえば、100リツイート以上された自分のツイートを表示したい場合には、「ユーザー名min_retweets:100」と入力すれば検索できます。
ちなみに、ツイートをリツイートしたTwitterアカウントの一覧は、ツイートの吹き出しの中に、リツイートしたユーザーのサムネイルが表示されます。
反対に、自分が他の人のツイートをリツイートした場合は、元ツイートをした人に通知が送られます。
Twitterを特定の人にしか見られない設定(鍵垢)にしていた場合は、自分が他人のツイートをリツイートした場合でも通知が届くことはありません。
リツイートしたことが知られたくない場合は、鍵垢または削除することをおすすめします。
引用リツイートとリツイートの違い
Twitterには、リツイート機能の他に「引用リツイート」と言うものがあります。引用リツイートは「コメントをつけてリツイート」とも呼ばれます。引用リツイートは、リツイートボタンをクリックし、ポップアップメニューで「引用リツイート」を選択、任意のコメントを追加後、ツイートボタンで投稿できます。
リツイートは、ツイートをそのままフォロワーのタイムラインに流すものですが、引用リツイートは、元のツイートにコメントを付けて投稿するものです。
たとえて言うならば、ツイートは「原本そのままを拡散するもの」、引用リツイートは「コピーを取って何かを書き加えてから拡散するもの」という違いがあります。
リツイートは、気軽に情報を拡散することが出来て便利な反面、フェイクニュースの拡散を助長してしまうという側面があります。実際にアメリカ大統領選で、フェイクニュースがリツイート機能によって多数拡散され、混乱が生じたということが過去にありました。
それを防ぐために、引用リツイート機能が生まれたのです。
引用リツイートでは、通常のリツイートとは異なり、コメントを付けると言ったひと手間を加える時間があるので、元ツイートの真偽を見直すことに繋がるというのが理由です。
また、引用リツイートは、元のツイートを変更することは出来ないので、改ざんなどの心配もありません。
引用リツイートを使う意味
引用リツイートは、元ツイートに自分のコメントを付加する分、通常のリツイートよりも「自分のツイート」というイメージが強くなります。
自分が元ツイートに対して、どのような考え方を持っているかを端的に表せるのが、引用リツイートの特徴です。
また、自分の意見や感想を付けられるので、コミュニケーションが活性化するという利点もあります。
引用リツイートをすると、元ツイートをした人に通知が届きますが、その人が、いいね、やリツイートしてくれた場合は、その元ツイートをしたアカウントのフォロワーの目に、自分の引用リツイートが触れることになります。
結果、たくさんのフォロワーの目に自分の意見が留まり、気の合う仲間と触れ合えたり、自分のアカウントのフォロワー数を増やすことにも繋がります。
また、自分の意見を書いてツイートとして投稿するより、自分と同じような意見を投稿しているツイートを引用リツイートし、そこに意見を付け加えることで、説得力が高まるという効果も期待できます。自分と同じような内容の意見を持つ有名人のツイートや、話題のニュースを引用リツイートすることで、説得力が高まるといえるでしょう。
企業のアカウントの場合には、自社サービスとユーザーの交流として引用リツイートを使用するのも効果的です。
自社サービスについて肯定的な意見を述べているツイートに対し、引用リツイートで感謝の言葉と共に投稿すれば、ツイートしてくれた人に感謝を伝えられるとともに、他のフォロワーに対しても肯定的な意見を拡散することが出来ます。
引用リツイートを使用する場合のマナー
利点の多い引用リツイートですが、マナーを守って使用しないと元ツイートをした人に不快な思いをさせてしまう恐れがあるので注意が必要です。
引用リツイートは、通常のリツイートと同様、元ツイートをした人に通知が届きます。そのため、元ツイートをした人が引用リツイートを目にした際に不快な思いにならないよう、コメントの内容には気を付けた方が良いでしょう。
特に、「元ツイートをいきなり否定する」、「元ツイートの意見に一切配慮することなく反論を述べる」などの引用リツイートは避けた方が無難でしょう。
誰でも頭ごなしに自分の意見を否定されたら、良い気はしないものです。反対意見のみを書きたい場合には、わざわざ引用リツイートするのではなく、ツイートで自分の意見を述べるという手段もあるので、反対意見を書く際には配慮が必要です。
反対意見の他にも、元ツイートを真似た形でふざけたツイートをするのも考え物です。よっぼど良い関係性が築けている場合でない限り、いきなり元ツイートを真似たおふざけツイートをするのは不快にさせてしまう可能性が高いので避けた方が無難です。
リツイート機能の使い方
リツイートキャンペーン
Twitterは、その拡散力の高さ故、企業のマーケティングで利用されることが多いです。最近では、企業のTwitterアカウントが多数開設されており、ビジネスに活用されています。
企業がアカウントを所有している場合に、認知力を高めるため、リツイートキャンペーンを行うことがあります。
リツイートキャンペーンとは、「このツイートをリツイートしてくれたら、●●」というように、リツイートすることを条件に、商品や特典をプレゼントするやり方です。多数の人にリツイートしてもらえれば、商品の広告に繋がりますし、企業のフォロワー数アップ、キャンペーンの周知、マーケティングに役立ちます。
記憶換気のためのリツイート投稿
リツイート機能は情報を拡散させるのに便利ですが、最近では自分のためにリツイート機能を使う人も増えています。
上述したように、リツイートは他のアカウントのツイートだけでなく、自分のツイートに対しても可能です。忘れたくない情報をリツイートして、記憶換気を促すといった使い方です。また、後で読もうと思った記事をリツイートしておいて、時間があるときに読むなど。
Twitterを日記替わりに使用している方も多く、そういった場合には自分のためにリツイート機能を使用することもあるようです。
リツイートしてもらいやすくするには
多くの人に自分のツイートをリツイートしてもらえれば、その分、数多くの人の目に触れることになります。できれば、リツイートをたくさんしてもらい、アカウントのフォロワー数を増やしたいと考えることでしょう。
なるべく多くの人にリツイートしてもらうには、投稿時間を工夫する必要があります。
多くの人にリツイートしてもらうためには、多くの人の目に触れることが重要なので、Twitterを利用する人が多い時間帯にツイートするのが、一番簡単な方法です。
通勤時間帯の「7時」、お昼休み時間帯の「12時」、帰宅し一息つく「20時」が、一般的にTwitterの利用者数が多いと言われています。これらの時間を狙ってツイートすれば、目にしてもらえる機会が多くなるでしょう。
多くの人にリツイートしてもらうには、ツイートの内容・仕方にも気を付けなくてはなりません。
一般的に、リツイートされやすいツイートは、「共感性が高いもの」「ストーリー性があるもの」であるといえます。読んだら思わず笑ってしまうような面白い内容のツイートや、共感・感動するようなツイートは、リツイートされやすいといえます。
また、話題のニュースもリツイートされやすいといえます。多くの人が興味を持ちそうなニュースに関連した投稿内容に工夫すれば、リツイートされやすくなるでしょう。
プレゼントやキャンペーン情報も、リツイートされやすいツイートの一つです。インパクトのあるプレゼント情報やお得感の高いキャンペーンほどリツイートされやすいといえます。
写真や動画・イラストもリツイートとされやすい投稿です。綺麗な写真や、おいしそうな味が伝わってくるような料理動画など、パッと見て感動を覚えるものはリツイートされやすくなります。
リツイートされたらどうする?
自分のツイートがリツイートされた場合のリアクション方法として、明確なルールは存在しません。とはいっても、ネット上のコミュニケーションは、時にリアルな人間関係よりも難しい場合もあります。
主に考えられる対応としては、リツイートしてもらったら、
・「いいねボタンを押す」
・「お礼のコメントを返す」
・「リツイートしてくれた人をフォローする」
が考えられます。
リツイートされたからと言って、必ず何かしらの反応を返さないといけないわけではないので、リアクションを返さなくても問題はありません。しかし、リツイートをきっかけにコミュニケーションが広がる場面も多いので、リツイートしてくれた人とコミュニケーションを取りたいか否かによって、反応を考えるのが良いでしょう。
まとめ
Twitterのリツイート機能について、初心者の方向けに、リツイートの方法やマナー、実際に使用する場面などをまとめました。Twitterの拡散力の高さを支える、リツイート機能。上手に活用して、自分のアカウントを活性化させてください。